この表題に沿って書き始めるために、一気に古代、それも古墳時代の資料館などを訪ねることに。先日は渋川市にある県の埋蔵文化財調査センター発掘情報館。今日は群馬の森にある、県立歴史博物館へ。
前橋は県庁所在地としては全国でも人気のない都市らしく、そのランキングでは常に最下位を争っているらしいのだが、何を基準にしているのか、その出典を見たことがないのでなんとも言えない。
ただ、かつて旅行会社に勤めていた人の話では、前橋が勝てるとしたら 『島根には勝てるかなぁ』 だそうで、感覚的なものであるのかも知れない。
前橋に住んで12年余り、『だめだぁこの町は』 という人はいても、この町に誇りを持ち、この町を市民の共有財産だと思い大事にしている人に会ったことがない。東京などの大都市に対する劣等感、も強い。その劣等感が人々を卑屈にして、あらぬ方角へそのはけ口を求めているように感じられる。
誰だろう、このブログをアメリカで読んでる人がいる。 もし私の心当たりが当たっているならば、このアメリカ人は、高校の英語教師として来日して、半年という短い時間で前橋を去った人かもしれない。寂しさと辛い日々の記憶が、前橋という町の印象と重なっていなければ良いのだが。