2018年2月21日水曜日

一之宮貫前神社 群馬・上野国



一之宮貫前神社

 群馬、上野国の一宮は、当然のように赤城神社と思っていたら、富岡の貫前神社であるという。Wikipediaによれば、赤城神社は元上野国一之宮であり、絹糸の貸し借り(神々の間での話)で上野国一之宮の地位を譲ったらしい。

 赤城神社の祭神は大国主命であり、貫前神社の祭神は 経津主命。この二体の主人公(神)は、出雲の国譲りの主人公であり、大国主命は何とも気前がいいというか神(人)がいいというのか、ここでも一之宮という地位を譲っている。

 この貫前神社の祭神は経津主命であり、社伝では物部氏の祖神であると言ってはいるが、物部氏の祖神は饒速日命ではないのか・・・・・と疑問が広がっていく。関裕二著『藤原氏の正体』では貫前神社にも触れ、物部系の氏族、磯部氏が祀っていたと伝えている。古事記、日本書紀の世界の話は偽書説もあってなかなか結論を出すのが難しいが、それだけに想像力を掻き立てるものがある。


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