2019年1月29日火曜日

厚生省の統計不正の構図

 原因を追究すると言っても、体質というものを語らないとどうにもならず、その原因がわかっても、身内を庇うために責任の所在は絶対に明らかにはならない。今回も、キャリヤだけは安泰で終わる。

 データの作成は、天下りの団体が担当者から全て請け負う。その団体のトップは天下りで、出社は良くて週に1回、悪ければついにアルバイトなどは半年以上顔を見ることもない。年金問題が浮上した際にOBの書いた文章によれば、お役人様の最大の仕事はこういう天下り先を作ることだったというように、不祥事があれば潰し、また違う法人を立ち上げる。誰も責任などとりはしない。

 毎月の調査など、前月との比較で大差がなければ問題にもならないので、適当に数字を上げたり下げたりを過不足のない範囲でまとめ上げる。それを続ける。どうせ代表者は長くても2年でいなくなる。給与はアルバイトでもそこそこ出るし、暇だから不満もない。なんのためにその会社が存在しているかは、みんな知っているから、異常は異常として感知されず、ただ漫然と日々を過ごしてゆく。・・・・・ということらしい。

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