この建物、現在修復中で、実は国宝。埼玉県にある、妻沼聖天山。本殿裏の奥殿は江戸中期の文化遺構で、日光の陽明門を彷彿させるような華麗な色彩と彫刻。
祀られている聖天様とは、大聖歓喜天。所説はあるにしても、生駒(奈良)待乳山(浅草)と並ぶ、三大聖天の一つ。
どの歓喜天も秘仏とされる理由は、象頭身人、または人頭身人もあるらしいが、いずれも男神と女神が抱き合った形状のためらしい。
起源は、ヒンドゥー教の破壊と再生を司る荒神シヴァ神の子供 。何とも日本らしくない荒ぶる神様でなじみは薄いのだが、諸神諸仏に願っても叶わなかった願いを叶えてくれたりと、御利益もなかなかの神様ではある。ただし、禁忌なども多く、参拝は午前中に限る。午後は外出しているらしい。
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