つい先日まで、一個99円でも売れ残っていた、マルハニチロの『さんまのかば焼き』缶詰。特売で籠に盛られても売れなかったこの缶詰が、今や値段は180円前後。時には品薄になる。
これはマルハニチロの陰謀でもなく、スーパーの値段設定に原因があるわけでもない。テレビがうるさく缶詰の製法や栄養を取り上げ、健康に良いと持ち上げる。売れる。売れるから品薄になる。値段が上がる。だからと言ってトヨタの社長さんや、ソフトバンクの社長さん家の食卓にさんまの缶詰が載るとは思えない。 まぁ決して品の良い食べ物でもないし、缶詰のイワシやサンマ、鮭、サバの独特な風味にいずれ飽きがくるものと思う。残るのはオイルサーディンくらいかなぁ。
多分本格的に景気が良くなったら、魚の缶詰など、猫以外誰も見向きもしなくなるのではと思うと同時に、テレビの質の悪さに腹立たしい思いを感じてしょうがない。先日の北海道のブラックアウトも、道民が一斉にテレビを点けたことも原因の一つで、こんなところでもテレビは悪さをする。まぁテレビ局にいる人間は高給取りも多く、庶民の、ましてや貧乏人のことなど気に掛けるものではないだろう。
ちなみに、ネット通販の猫缶、お魚のほぐし身しらす添えは1個88円。送料が610円かかるので、無料にするためには2000円以上の購入が必要で、これも容易ではない。しかも、侮ってはいけない。1缶200円以上の猫缶もあるのだ。
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