池袋元高級官僚暴走事故、車の操作ミスで妻と娘をひき殺されたご主人の会見を見て、なぜあれほどに冷静に、また優等生的な発言ができるのかと思ってしまった。
今回の場合、妻だけでなく、子供までひき殺されてしまったことを思い合わせると、とても尋常な精神状態ではいられないし、相手が誰であれ、逮捕されることもなく、病院で手厚い手当を受けていることをどうして許せるのだろうかと思う。一言の恨みがましい発言もなく淡々と述べる言葉には、あまりにもストイックなものを感じた。
紀元前1792年から1750年まで、バビロニアを統治したハンムラビ王によって発布されたハンムラビ法典は、『目には目を、歯には歯を』で知られるが、今回の出来事から検索を進めると、やはりというか、当然の如く、人種差別や宗教差別は見当たらないものの、身分階級によって刑罰には差があるらしい(Wikipedia)。
今日(5月7日)滋賀県大津市で起きた幼稚園児2名死亡、重症1名、ケガ8名の事故は、事故に関わった2名の運転者がすぐに容疑者として報道されていた。さっさと容疑者としておいて、後日1名は釈放されていたが、それを考えると池袋の事故の元高級官僚の扱いはさすがに慎重を極めている。
さらに注目すべきは裁判となる。もしも年齢まで考慮され、軽い量刑となってしまった時には・・・
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