相撲が平幕幕尻の徳勝龍が優勝して初場所を終えた。そうするとNHKも時間が有り余っていると見えて、国会中継なるものを長々と流す。これがまたひどい。
野党の質問も同じなら、首相の答弁も同じ。たまに出てくる官僚も同じ答えを繰り返す。東大、京大を筆頭とする優秀な頭脳の塊りの中で、そりゃあだめだんべ、と一人も言う役人がいないのか。とは思うが、まぁいないだろう。国民の不信感の払拭など彼らの優先事項の中にはない。ましてや一国の首相が、後援会の人間を国費を使って接待してしまったのだ。
ここで反旗を翻せば、一族郎党が終生あおりを食らうことは間違いない。再就職先もなければ子供や孫の就職にまで影響が残る。我が身とわが一族のことを考えると、とてもじゃないがきれいごとでは済まされない。これを下世話な言い方をすれば、キンタマがないという。
『三国志』の中で袁紹はさほど人気はないが、宮中の宦官を皆殺しにしたという部分は、当時の宮中の腐敗を一掃するうえでも最も効果的な影響を及ぼしたと思う。根源はこの辺りかと思うのだが、宦官が跋扈するような日本の官僚組織を強化したのは、誰でもない官僚組織自体であろう。旧民主党は、その力の前に膝を屈した。今更何を言ってもその取り返しは出来ない。
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