2018年5月1日火曜日

今年も、『沈黙の春』

ニセアカシア
今年もこの白い花が咲いた。昨年もその前の年も、この花が咲くたびに、この薫り高いきれいな花が特別要注意外来植物であることに疑問を呈してきた。

 この公園には、河津桜、いろはモミジ、西洋紫陽花、ソメイヨシノ、人間・・・外来種は一杯あるのにこの花だけを特別に注意を払わなければならない危険性とは何なんだろうか。Wikipediaによれば、繁殖力が旺盛で本来の植生を乱すということらしいのだが、その本来の植生とは何を指すのだろうか。この公園にはソメイヨシノの大木が100本近く植わっているが、これが本来の植生ではないだろうし、河津桜もであろう。

 さて、そのソメイヨシノやニセアカシアの花を見ていて、毎年不安になることがもう一つ。ミツバチがいない。そう言えば、最近は蚊も少なくなってきているように感じられるし、蝿もいない。ニセアカシアの咲き乱れる公園に季節が巡ってきても、蝶やバッタの姿を見ることが少なくなってきた。どこからやってきたのか、カワウを見ることはあっても、スズメやムクドリ、シジュウカラなどの小鳥も見なくなってきた。

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