教育勅語、大日本帝国憲法、明治への回帰は、権力者がそれほど憧れるものなのだろうか。『降る雪や明治は遠くなりにけり』と詠った草田男は、その遠くなった明治に何を思ったのだろうか。明治の時代は、大正昭和と元号を変えても太平洋戦争の終戦まで引き継がれる。
日清・日露の戦争を勝ち抜いた大日本帝国は、その国力の凄さの陰に、江戸時代からの怖ろしいほどの格差社会が存在していた。その格差社会に対する反動は、226事件の根底にもあり、最終的には太平洋戦争の後の財閥解体と、農地改革によって幾分の緩和を見たと言って良い。
失われた特権の回復は、戦後の昭和、平成の歴史と言っても良いくらいに執拗に追い求められ、その一端が戦後憲法の改正論議であり、税制の改革による貧富の差の拡大とも言える。明治から昭和の初期まで、貧しさから女衒に娘を売り渡す地方の現状の中で、今の貨幣価値で換算すれば数億円にも上るボーナスを半期ごとに受け取っていた三井財閥の総帥は、国利、民福を無視したとして暗殺される。
その三井財閥の総帥の孫、團伊玖磨の『パイプのけむり』。この人達の豊かな生活は戦後も続く。歴史は繰り返すと言われるが、繰り返してはいけないし、繰り返さないという誓いの言葉は、原爆の慰霊碑にも書かれているのだが・・・。
2018年10月31日水曜日
トヨタとソフトバンク
AIを使った自動運転の車。車を所有することもなく、移動は自動運転の車をスマホで指定の場所に呼び出す。世界が変わる。テレビ朝日の解説でわかりやすい説明はされたものの、最後のフレーズが気に入らない。『誰が誰と、いつ何処に行ったかがわかる』。
大きなお世話だ。犯罪者でもあるまいし、共産主義の独裁国家と同じことを目論むつもりなのかと言いたい。ビッグデータと言うものは、それほどに金の亡者と全ての支配を目指すものにとって垂涎の的であることを感じて寒気がする。
大体が並んだ二人の顔つきも気に入らない。まぁどちらも背は低く、頭は禿頭。金でも持っていなければ、とても異性にもてるようなタイプではない。このタイプはたちが悪いことに、そのコンプレックスを権力の維持確保に向ける。
大きなお世話だ。犯罪者でもあるまいし、共産主義の独裁国家と同じことを目論むつもりなのかと言いたい。ビッグデータと言うものは、それほどに金の亡者と全ての支配を目指すものにとって垂涎の的であることを感じて寒気がする。
大体が並んだ二人の顔つきも気に入らない。まぁどちらも背は低く、頭は禿頭。金でも持っていなければ、とても異性にもてるようなタイプではない。このタイプはたちが悪いことに、そのコンプレックスを権力の維持確保に向ける。
渋谷のハロウィン🎃
これは我が家の玄関の飾り |
格差社会の典型的な不満のはけ口は、弱い者が弱い者をいじめるという卑屈な方向性を持つ。
ケルト人の一年は、10月31日で終わり、11月1日から新しい年を迎える。この夜は秋の終わりを意味して、冬の始まりでもあり、死者の霊が家族を訪ねてくると信じられていた(Wikipedia)。盆と正月が一緒に来るようなものかとも思われるが・・・・・(笑)
この夜は精霊も魔女も出てくるので、魔よけに仮面をかぶり、魔よけのたき火を焚いていた。子供たちはカボチャのランタン、ジャック・オー・ランタンを作り、近所の家を訪ねては『お菓子をくれないと悪戯するよ』と唱える。ただし、玄関の明かりが点いていればいれば訪問しても良いという印で、消えていると家には立ち寄らないというルールがある。以前、アメリカで、日本人青年が射殺されたのは、このルールを無視して訪ねたからではなかっただろうか。
2018年10月27日土曜日
来年秋の消費税増税
どれくらいの国民が、次回の消費税の仕組みを理解しているのか。と言われても、税金の仕組みなど複雑なだけで、細部まで理解しているのは、お役人様くらいであろうと思われる。
さて次回の消費税、日本独特の調味料、味醂(みりん)について。本みりんは10%で、みりん風調味料は8%の消費税がかかるとか・・・これはどう考えても余程の馬鹿の発案かと思うのだが、では本みりんとみりん風調味料の何が違うのかというと、アルコール濃度。みりんはかつて、甘みのある高級酒として飲まれていたというしろもので、アルコール濃度は14%前後。対してみりん風調味料はアルコール濃度も1%未満と低く、本みりんに比べて発酵腐敗が早い。(Wikipedia)まぁとにかく、酒税法とからんでいるということか。
漢の高祖劉邦は、秦の万般仔細に及ぶ上に苛烈な法律を改めて、法三章(後世、法三章は簡便な法律を表す法諺となっている)を提示する。そこまで簡潔にしろとは言わないが、簡潔にできないのであれば、こんなわかりにくいものは廃止して、役人の給料を下げた方が簡潔である。ただし、この役人と言うものは、給料が安いと腐敗が早いらしい。
さて次回の消費税、日本独特の調味料、味醂(みりん)について。本みりんは10%で、みりん風調味料は8%の消費税がかかるとか・・・これはどう考えても余程の馬鹿の発案かと思うのだが、では本みりんとみりん風調味料の何が違うのかというと、アルコール濃度。みりんはかつて、甘みのある高級酒として飲まれていたというしろもので、アルコール濃度は14%前後。対してみりん風調味料はアルコール濃度も1%未満と低く、本みりんに比べて発酵腐敗が早い。(Wikipedia)まぁとにかく、酒税法とからんでいるということか。
漢の高祖劉邦は、秦の万般仔細に及ぶ上に苛烈な法律を改めて、法三章(後世、法三章は簡便な法律を表す法諺となっている)を提示する。そこまで簡潔にしろとは言わないが、簡潔にできないのであれば、こんなわかりにくいものは廃止して、役人の給料を下げた方が簡潔である。ただし、この役人と言うものは、給料が安いと腐敗が早いらしい。
2018年10月9日火曜日
散り椿
早めのインフルエンザ予防注射の後に、デンゼル・ワシントン(Denzel Washington)のイコライザー2とどちらを見るか迷った挙句、時間に間に合った『散り椿』を見ることに。
前回、岡田准一主演の『関ケ原』ではつまらなく退屈な思いをしたので悩んだのだが、今回は映像、音楽の美しさもあり、ホッとして出てきたというのが本音。
原作は蜻蛉組の存在が大きく、より内容が複雑なのだが、映画全体に影響を与えることもなく、原作を超えるとは言えないまでも、殺陣も素晴らしく、いい映画だったと思っている。
前回、岡田准一主演の『関ケ原』ではつまらなく退屈な思いをしたので悩んだのだが、今回は映像、音楽の美しさもあり、ホッとして出てきたというのが本音。
原作は蜻蛉組の存在が大きく、より内容が複雑なのだが、映画全体に影響を与えることもなく、原作を超えるとは言えないまでも、殺陣も素晴らしく、いい映画だったと思っている。
2018年10月3日水曜日
熊谷 きくちひろき
埼玉県熊谷市、市役所の近くにあるラーメン屋さん。カウンター席10個ほどの小さなお店。
入口で食券を買い、水は自分で持ってくる。カウンターの中にいるお兄さんは、家内が言うにはイケメンだそうで・・・それはともかく、一人で全てをこなしている。
お客さんも慣れたもので、食べ終わった人は、カウンターの上に食べ終えたどんぶりと水のコップを上げて、卓上の台布巾でテーブルを拭いて帰っていく。
簡単なことのようだが、どこかにそうするように書いてあるわけではない。ましてや不味いラーメンを食わされてからではそんな気も起きない。なかなかの一品でした。次回は塩を食べたいものです。
入口で食券を買い、水は自分で持ってくる。カウンターの中にいるお兄さんは、家内が言うにはイケメンだそうで・・・それはともかく、一人で全てをこなしている。
お客さんも慣れたもので、食べ終わった人は、カウンターの上に食べ終えたどんぶりと水のコップを上げて、卓上の台布巾でテーブルを拭いて帰っていく。
簡単なことのようだが、どこかにそうするように書いてあるわけではない。ましてや不味いラーメンを食わされてからではそんな気も起きない。なかなかの一品でした。次回は塩を食べたいものです。
登録:
投稿 (Atom)