2018年12月17日月曜日

湯治

 今日も午前中に伊香保は石段の湯へ向かう。家内の身体には、伊香保の温泉がいいのではないかと言う微かな思いがある。直線距離なら15kmくらいだろうか。30~40分を走り、伊香保石段街の下の駐車場に車を止めて、階段を上がる。

 その石段の下、湯口がある上に、何とも場違いなカップ焼きそばのモニュメント。カップ焼きそばの湯切り口から伊香保の湯が流れ出ている。それを笑って済ますことのできる人はいい。しょせんが田舎者の成金趣味。400年に渡る歴史を持つ階段街の景観を無視したバカさ加減と品の無さ、自己顕示欲だけで、伊香保に対する愛情など、微塵も感じられない。それがペヤングという企業の姿勢なのだろうと思う。

 今日で4日目になるのだろうか。朝起きてから伊香保に向かい、湯に浸かるのをしばらくの日課として自分にも課す。本当は朝晩と湯に浸かるようにしてやりたいのだが、時間もなければ金もないというところ。すぐに効果は出ないにしても、一月、二月とこの寒い時期に身体を冷やさないように過ごせば、家内の身体にまた力も戻ってくるだろうと思っている。湯治というのは現在ではすたれてしまっているが、こんなことが出来るのも群馬という所に住んでいるおかげだと思え、出来得るならば伊香保の湯の周りでかつての湯治場のように逗留できるような施設があればと思う。

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