GHQのマッカーサーが、『日本の統計は信用できない』というと、時の総理大臣吉田茂は、『統計が正確であれば、戦争などしなかった。もし統計どうりであれば、日本は勝っていた』と言ったらしい。(麻生太郎の原点・吉田茂の流儀)
ということは、統計不正などというものは、日本のお家芸。当たり前のことであったと思うべきなのだろう。まだ表に出たものは適度な修正が加えられたとしても、問題は表に出なかった統計ということも言えるのではないかと下衆は勘繰る。
旧聞にあたるが、かつて総務省または経済産業省は、高速道路の値引きによる経済効果を試算したことがある。10割割引、つまり無料にした時の経済効果を試算した結果は、予想以上のものであったという。それをそのまま発表しては、当時政権を持っていた民主党に利するだけではなく、高速道路を無料化した時に、莫大な損失を被る団体があった。道路施設協会がその団体。この後、この財団は名前を変え、名前を変え、同じ財団法人、国土計画協会と合併して消滅したのだが・・・さて、その利益はどこにいってしまったのか。
この国土計画協会というのがまたわからん団体で、初代総裁は徳川なんとか。こうなるともう手はつけられないから、もともと根性などない民主党だから、あっさりと高速道路の無料化から手を引いてしまった。
高速道路のサービスエリア、料金所、ETCに関わる権益など、この膨大な利権に食いついているのは、やはり退職したお役人様達なのだろうか。まぁ適度に統計というものをいじることが出来る人は、適度な収入を維持できる人たちなのだと思える。半値八割二割引くらいで統計を見るのが妥当であろう。
0 件のコメント:
コメントを投稿