前橋の本町二丁目交差点は変則的な五差路で、走行帯の勘違いによる事故も多いらしく、国道50号を徒歩で横断することも難しい。前橋駅を出て北に向かい、赤城県道と大胡県道方面へ向かう道に国道50号が交差して、その交差点の手前に国道17号から枝分かれした道が合流する。
この合流する枝道が曲者で、国道17号は、この合流地点の1kmほど手前で直角に左折して上越方面に向かい、50号の起点となる交差点に合流する。従って、国道17号線を高崎方面から前橋方面に向かって国道50号線桐生方向に合流するには、二か所の交差点のどちらかを通ればよいことになる。17号線の直角交差点は、手前から桐生方向と上越方向の各1車線を走行する必要があるように思えるが、もし桐生方向に向かう車が車線を間違えたとしても、すぐに50号の交差点にかかるため、それを知ってさえいれば高崎方向から桐生方向に向かう車は慌てて進路変更する必要はない。
ただし、上越方向に向けて高崎方面から国道17号線(高前バイパス)を進行してきた車は、片道二車線の道路が1車線となるため、当然渋滞を引き起こす。大型車でさえなければ、国体道路を通って渋川方面に向かうことも可能だし、渋高バイパスを経由して国道17号線に合流することも出来る。前橋市内を通過するならば、迂回する方が賢明なのだが・・・。
本町二丁目の交差点、この交差点を見ていると、『歩行者優先』という言葉の無意味さを感じる。『弱者に優しい』なんてとんでもない。前橋駅から中央前橋駅まで歩いていこうとすれば、歩道橋の階段を登れない高齢者や身体の不自由な人は、大きく迂回するか諦めてバスに乗るかタクシーを使うくらいしか手はない。
歩行者優先などと言うなら、まず歩道橋はなし。渋滞が嫌ならば、街中に車では行かないで、前橋は迂回する。寄るな寄るなで、また前橋は寂しい街になる。
0 件のコメント:
コメントを投稿