再びこの時計の話し。およそ30年ほど前にエジプトのポートサイド、スエズ運河の入口の町で買ったセイコーファイブ。値段もこれくらい。ひっくり返しても、どこにもメイドインジャパンとは書いていない。
このセイコーファイブを、今から20年ほど前に自動洗濯機で洗濯。この時は水戸の中澤時計店に依頼して、オーバーホールに1万円。それからしばらくして、今度はSEIKOのロゴマークがポロリ。文字盤のカレンダーのところに引っかかって、針の進行を妨げる。しばらく放置していたのだが、倉賀野に直してくれるおじさんがいるということで持って行ったら、20分くらいだろうか、おじちゃんは裏蓋を開け、リューズも引き出して、文字盤を出してアロンアルファ・・・小さなピチッ!という音がして見事にはまった。1500円。
さらに今回は、SEIKOのロゴの下にある『5』がポロリ。またその倉賀野のおじさんの所へ。かみさんのグッチの時計の電池切れも一緒にお願いして、1600円。手順は前述のSEIKOのロゴの時とほぼ同じ。最後のピチッ!と言う音も一緒。手前で見ていて、詰めていた息がフーッと抜ける。今時、こんな修理を目の前でしてくれる職人肌の人はいないだろう。多分、最低でも作業料3千円から5千円が相場ではないだろうか。
SEIKO 5 は、永遠の名作、と思うのだが。
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