2016年11月27日日曜日

11月の雪

積雪から2日後、まだ余韻の残る散歩道を歩く。記録上はこれほど早い積雪はなかったようで、50年以上のことらしい。

 2年前になるのか、70cm以上の積雪を記録した前橋は、1週間以上も町が機能しなかった。それでも会社に出かける人たちが早朝の雪道を歩いていた。参加することに意義があるというのはオリンピックだが、この雪道の出社は参加しないとその人の仕事に対する情熱も疑われる。

 私のように、これ幸いと会社を休み、ぬくぬくと布団にくるまれているような社員は当然の如く上の覚えもめでたくなく、責任ある仕事など任せられない。

 さてと、今回の冬も雪だけは少なく、スタッドレスタイヤなど必要のないことを祈って、ノーマルタイヤで過ごす。

 ノーマルタイヤです・・・ってのは、やる気はありませんと宣言しているようなもの・・・らしい。

2016年11月25日金曜日

龍 の湯麺

前橋市西片貝の中華料理『龍』。店でも人気の湯麺は、醤油味に具材が豊富、仕上げはあんかけで広東麺風。

 小さいころに、青森県八戸市内にあった『夜来香』の五目そばを思い出す味。

 あのころに向かいの映画館でサウンド・オブ・ミュージックが公開されていて、主演女優を中心とした大きなイラストの看板が記憶の中に焼き付いている。

 小学校の5年間(入学したのは宮城県黒川郡の小学校)を過ごした八戸。卒業した根岸小学校はその後の十勝沖地震で裏山が崩れ、校舎は以前運動場のあった場所に新築されている。東日本大震災の影響はわからないが、津波の影響がなかったはずはない。

 陸、海、自衛隊の敷地に隣接した元米軍の居住地を改築した官舎は、芝生とアスファルトの道路と石畳みの通路。 あの頃の日本にしては異次元の空間だったかもしれない。

 新産業都市として発展したその周辺は、砂浜と松林が第二八戸港として変貌し、官舎もすべて新しいものとなっている。夏の夜、水平線に並ぶイカ釣り船の漁火は今も健在なのだろうか。

2016年11月22日火曜日

散歩道


    歩くというのは身体にいいとはわかっていても、続けることは難しい。雨が降ったり風が冷たかったりすると、何か言い訳しながらさぼってしまう。新緑の時、紅葉の時、景色を楽しみながら、季節を自然を感じながら歩くのは楽しいのだが、健康のためとか体調を維持するためにという義務的なものを感じると嫌になってしまう。

 さてと、そんな散歩の時には、なるべく楽しいことを考えながら歩くようにはしているが、時折嫌なことも考えながら歩くこともある。今日は歩きながら日銀のことを考えていた。

 物価2%上昇を目標値としていた日銀。日銀ってのはそんなことも出来るのかい、とかその時は思ったのだが、案の定、私の在任中は無理とか総裁が言っていた。そんな時に渡の船とかで、トランプさんの大統領当選。株は上がるわ円は安くなるわ。運も実力のうちとは言うものの、余りにお粗末な結末というしかない。

 市中に豊富に資金をつぎ込むとかでチョコマカ動いている日銀も、我々貧乏人の可処分所得が増えるということには無頓着らしい。税金は上がるわ社会保険料は上がるわついでに給料は上がらないわで、どうやって景気なんか良くなるものか。今回の物価目標の流れは、日銀の無能さを証明した、ほんの氷山の一角と思えるんだけど。

粕川 獅子連顕彰碑





 群馬県前橋市粕川町近戸神社にある、県指定無形民俗文化財、月田近戸神社の獅子舞顕彰碑。

 600年、連綿と続くこの獅子舞は、神社の由緒書きによれば最初の記録が西暦1433年、室町時代で6代将軍足利義教の時代。神社の創建が西暦794年ということから、獅子舞の奉納が数百年遡るのではないかとも思われるが、関東に多い風流系の獅子舞の起源さえ明らかではないため、記録以上に遡ることは無理なようだ。

 獅子舞の起源だけでなく、神社の由来などを調べていくと限がないのだが、近戸神社の祭神は大己貴命(大国主命)と豊城入彦命(10代崇神天皇の皇子)。これは赤城山を御神体とする赤城神社と重複する。

 この獅子舞の存続に、何か手伝えないかと考える日々。

 

2016年11月15日火曜日

前橋・三俣町 中華 鳳凰の餃子

先日、横浜の中華街を久々に訪れ、その街並みの変化と料理の品質の低下にガッカリした。それだけでなく、値段ばかりがバカ高い。かと思うと、安い食べ放題の店と呼び込みの声。あの横浜にあって、場末のイメージはあまりにももったいない。
 店先に佇み、ニコニコと笑顔で話しかけてくる中国語のおじさんもいなくなってしまった。あまりにも長い時間のブランクがあったのか。

 さてと、あんな所へ行くのなら、前橋は三俣町の鳳凰へ。写真の餃子は二人前900円。すぐ近くには餃子の王将、またちょっとしたラーメン屋さんでは、ラーメンを注文すれば餃子は100円なんて所もあるのに、堂々と一人前450円の単品商売。食べてみれば納得するはず。関西にはない厚めの皮にはしっかりと焼き色が付き、表面はカリカリ具はぎっしり。本日はこの餃子に塩ラーメンで早めの昼食。麻婆麺、担々麺、などの麺類もお薦めです。
 
  

2016年11月9日水曜日

前橋市粕川地区産業文化祭

 11月6日(日)、粕川小学校校庭で地区の産業文化祭が開催され、近戸神社の獅子舞も披露された。晴天でも風が強く、舞台上で演じられる獅子舞が遠く、撮影は遠望だけになってしまったので、夏祭りの獅子をアップロード。
 
 神社以外での演舞は後ろ側に囃し方が居並び、獅子が霞んでしまうように感じられた。この獅子舞、一見緩慢な動きが続き飽きてしまいそうになるのだが、演舞の意味や節目節目の転換など、見る者の理解度も必要なことは言うまでもない。

 ふと、どれくらいの文書があるものか知りたくなってきた。夏祭りと神事が重要なわけで、当然娯楽の要素も含んではくるだろうが、獅子舞の全貌を知りたいという思いが強まる。

 600年続いたこの獅子舞、この先1000年の時を数えるまで続けていく方策を練らなくては先行きが危ういことはどこの無形民俗文化財でも同じで、国の指定、県の指定、市の指定によってどれほどの保護政策がとられるものかはわからないが、一つまた一つと消えてゆくのはあまりに寂しい。そんな事を考えながら舞台上の演舞を見続けた。