2017年4月21日金曜日

さきたま古墳群


 久しぶりに訪れた 『さきたま古墳群』 は、桜も終わり、新緑の季節を迎えようとしていた。駐車場から石田堤を経て、かつて石田三成が本陣を置いた丸墓山古墳へ。

 丸墓山の頂上から見る辛亥名の鉄剣で有名な稲荷山古墳は、前方部の土盛りも自然な形に修復され、前方後円墳の形を取り戻していた。 また 丸墓山からは、行田市街と忍城が遠望でき、豊臣方の忍城水攻めの雄大さを想像できる。

 この忍城水攻めの攻防を描いた 『のぼうの城』 は、本屋大賞を取っただけあって面白い。でも、野村萬斎主演の映画はいただけない。あの野村萬斎の賢しら顔はどうにも 『のぼう様』 にはそぐわない。映画を壊す。

 もう一つ、この古墳群を世界遺産にという試みがあると駐車場の近くに大きな看板があるのだが、相当無理があるのではと思う。著名な出土品といえば辛亥名の鉄剣くらい。せっかく古墳公園として整備が進んでいるわけだから、、古代への思いを馳せる場として今後の調査や研究の進展を見守る程度で十分ではないかと思うのだが・・・・・
 

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