2021年1月24日日曜日

自由民主党 竹下・金丸時代

  あくまでも漠然とした見方かも知れないが、菅総理大臣を見ているとあの竹下・金丸時代と同じ雰囲気を感じる。その時によく耳にした言葉が、『粛々と』という意味の分からない言葉。後で辞書を引いたのだが、未だにこの言葉は『国民の意向を無視して』という意味だと確信しているところがある。

 後に石原慎太郎が竹下を評して政治の天才と言ったらしいが、 何をしてそうまで言い切ったのかはわからない。金丸に至っては北朝鮮で土下座外交を繰り広げたということで、後に右翼団体に命を狙われるところまで行き着いた。今のようにネット環境もなく、正確な情報を流すこともなく政治の世界が進んでいたころの話で、政治の世界の混沌は計り知れないことが多すぎる。

 また一つ、竹下・金丸時代に聞いたことだが、市議県議上りは大成しないということ。たしか竹下は島根県議から、地元の当時では日本でも有数の大富豪の援助を受けながら国政に進出した記憶がある。市議県議上りだからドロドロした中での生き抜き方は出来ても、国際感覚のなさや官僚の扱いが下手で、足を引っ張られることにもろいらしい。結果的に官僚に対しては威圧的となり、人事を掌握することで圧力をかけるしか手法がなく、結果的にサボタージュを含めた抵抗にこらえきれなくなるということなのだが、これは民主党の優等生たちさえも耐えられなかったわけであるから、単に市議県議上りということでは説明が付かないかもしれない。まぁどうでもいいのだ。

 菅首相の評価として、暗いというのが多いらしい。国会答弁でも議場に笑いが起こったのは、河野大臣が、令和の運び屋となると言った時くらい。まぁスマートさ、明るさに欠けるのはその人の人間性もあるから何とも言えないが、あの人を見ていると、余計な苦労はしない方がいいのかなとか思ってしまう。

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