2021年1月24日日曜日

アル・パチーノ Scent of a woman 

   セントオブウーマンをこのブログで取り上げるのも二回目だろうか。アル・パチーノと言えばやはりゴッドファーザーに始まって、その個性的な演技は正に男も惚れるほどの圧倒的な存在感がある。

 その中で、盲目の主人公がレストランで近くに座る女性の香りから、その姿かたちや年齢、育ちまで言い当てシーンがある。まぁ平たく言ってしまえば遊び人の女好きで終わってしまいそうなのだが。

 なぜこの映画を思い出したのかと言うと、先日バスに乗ってきた凄まじい一団があった。一団と言ってもほんの数人。ところがその爆発的な匂いは、思わず顔をそむけたくなるような強烈なもの。正体はネパール人の女性の一団。その全てとは言わないが、彫の深い美人ぞろい。その目は、エチオピア人女性のような深い妖艶な輝きを持ち、思わず引き込まれそうになる。

 ところが、日本人には決して受け入れられないのがその強烈なまでの香りを身に着けて外に出る理由。水が豊富で清潔を維持しようとする日本人には理解不能かも知れないが、入浴が日常的ではないということ。決してネパールだけの問題ではなく、草原や砂漠、熱帯亜熱帯極寒の地などを住環境とする人種すべてに当てはまるのだが、日本人ほど入浴頻度の多い国はそうそう存在しないのだ。

 日本の常識は世界の非常識とは言われるが、残念ながらここは日本。その美人の一団は、小さいころからふんだんにある湯で身体を洗い、湯船に身体を沈めるなどと言うこととは無縁の生活を送ってきている。下手をすればシャワーなども月に数回、トイレの後は左手で・・・日本人が思う清潔な生活などとは無縁の生活を送っている。

 柑橘系の本来爽やかな香りがより強烈であればあるほど、彼女らの汚さがクローズアップされていることを彼女らは知らない。さらに悪いことに、彼女らは公共の場であることをわきまえず、スマホを使っては話し続ける。うるさい汚い、このイメージを払拭することは、よほど日本を知らぬ限り無理であって、また自分たちの生活習慣を維持するのであれば、本国のイメージさえ悪いものになってしまうだろう。

 

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