イスラム教徒は酒を飲まない・・・・・飲まないわけではないが、戒律では飲めないわけで、この辺りは豚肉を食べてはいけないということと同列には語れない。
エジプトではビールを作っていると聞いたのだが、ステラという銘柄で、これは輸入ではないのかとは思ったのだが、エジプトのキリスト教徒と一緒に飲んだ時にそう言われた。深酒はどこでも良くはないが、別れた後このキリスト教徒は街をふらついていたらしく、警察に連行され数日そこで過ごしたらしい。こうなると、法律なのか戒律なのかよくわからない。
簡単には言えないのだが、イスラム教は人間は弱いものだというところに根差しているようで、衆生本来仏なりという仏教や、人は罪深いものであるというキリスト教との違いであるように思う。だから、人間は弱いから酒を飲むと飲まれてしまうから酒はいけないということになるのか。
酒でなければ、 はらせぬ憂さがある。酔うことで、心の澱を流す。これが、酒の役割だと儂は思っておる。胃の腑を温め、食欲を増し、そして気分を昂じてくれる。それが酒の効能だと、奥祐筆立花併右衛門は語る。(上田秀人 奥祐筆秘帳)
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