2018年6月6日水曜日

伊香保温泉

  運動不足の体にショックを与えるために、伊香保温泉の階段街へと向かう。この写真の登り口から伊香保神社までの階段は365段。さらにそこから露天風呂を目指して、橋本ホテルの横のだらだら坂を登っていくと、ベルツ博士の胸像と、温泉の湧出口とラドン発見の碑と露天風呂がある。

 6月11日から月末頃まで修理のために休業するらしいので、またリニューアルされた露天風呂に出会えるのは7月になるだろう。
 

  伊香保のお湯は懐かしさも含めて、自分の中では日本一だと思っている。最初に訪れてから40年。イワツバメの時期が新緑の美しさもあって最高だとは思うのだが、露天風呂の湯面に紅葉したモミジが散りかかる時、チラチラと雪が舞い降りる時もいい。いずれにしても、平日の人が少ないときに行かないと、自然の中の静寂と温泉の醍醐味を味わうことは難しい。

 この温泉、万葉集にも記載され、歴史は1900年とも言われている。本格的な整備は武田勝頼の時代、将兵の刀創を癒すためにということだが、今の時代、湯治のために滞在するような温泉は数も少なく、東京から高速を使えば日帰りも可能な伊香保では観光地としての性格の方が強いためもあって、温泉本来の効能が身体に作用することもないように思える。

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