韓国の文在寅大統領は、両親が北朝鮮からの避難民であり、極貧の幼少期を送っている。 (Wikipedia)
かつて、首都圏の市議会議員から県会議員、出身地の市長を歴任した政治家に話を聞いたことがある。その政治家が言うには、『貧乏な人が政治家になるということは、大変なことなんだ。首都圏とはいえども一地方都市、こんな小さな町の市議会議員になったとたんに数々の誘惑が押し寄せる。案件によっては、今までの年収の数倍の金額が目の前にちらつく。手を出せばすぐ届くところで・・・』
今、評論家としてテレビなどに出演している杉村大蔵などは、衆議院議員に当選した時に、『新幹線の、それもグリーン車にタダで乗れる』と言ってアパートの一室で喜んだほどに、議員とは貧乏人にとって夢のような世界なのだ。前述した政治家は、その地方都市では一番の資産家でもあり、地盤の強固さはもとより、潤沢な資金を保持していたからこそ言えるのだとは思うが・・・
また三国志に戻る。劉備は故郷の涿県で筵 (むしろ) 織りを生業としていた。中山清靖王劉勝の後裔にあたるとは言っても、貧しい生活をしていたわけだが、劉備を支えていたのは天下を取り、漢王室を立て直したいという志。志を維持するものは血筋かよとも思うが、貧乏なうえに、誇れる血筋もないとなると・・・どうなるのかなぁ。
文在寅大統領の経歴を読み、行動、表情を見ていると、ソウルに住んでいる韓国人留学生の知人を思い出す。『日本に住んで生活して、その苦しさや悔しさを忘れずに生きてみろ』と最初に会ったころに言ったことは、すでに忘れているだろう。歴史認識について議論をすると、最終的には全てを日本の統治が壊したと激高するところに落ち着く。日本の統治30数年を語る人は多いが、李朝の統治500年を語る人はいない。
貧乏と金持ち。また話題が逸れてしまった。
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