緊急事態宣言解除に向けて、群馬県知事は都心にも近い地理的要因をあげて、解除しないよう国に働きかけた。この行動をどう見るかは個人の考え方次第だと思うが、この騒ぎで有名になった各県知事と比べると、余りにも情けない結果となった。
群馬県知事はかつて安倍命とか何とか言って、べったりと張り付いていた印象があるのだが、見限られたのか知事相当ということで役割を与えられたのか、今の地位にある。さてどこへ解除しないように陳情したのかは知らないが、では誰のために陳情に行ったのだろうかと考えた時、ふと疑問が沸き上がる。要は目的が定かではない。
こんな時に陳情に来る知事は、政権中枢にカワイイと思われるのか、忠誠心を褒められるのかは知らないが、少なくとも大阪府知事や北海道知事並みの評価を国民、他県民から受けることは絶対にない。そもそも優先事項が違うのだろうと思われる。
どうなるかは専門家でさえ断定できないコロナウイルスの蔓延。今は小康状態なのかそれさえわからないが、この秋に来るであろうと専門家が予測する第二波とインフルエンザの拡散に対して、どれほどの対策が打てるのか、なまじ他府県と比べて感染者数が少なかっただけに感染爆発が怖い。最低でも千人単位の感染を予測して、発熱外来から隔離病棟までの患者の流れに滞りがないよう万全の対策が出来るか、これこそリーダーの資質が問われる時となるだろうと思われる。間違えても、嵐のさなか自宅を視察に行くような真似はしないと思うが、群馬モデルと言われるような万全の対策を指示して、第二波に備えてほしい。
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