左の写真は今持っているセイコー5、値段は1万円を切るくらいだった記憶がある。今から20年以上も前に、エジプトのポートサイドで買ったもの。これまでの修理は二回。一回目は11年前、学生寮の全自動洗濯機で1サイクル回してしまった後にオーバーホール。二回目は一昨年、SEIKOのエンブレムが落ちて、曜日と日付を表示する窓に引っかかってしまったとき。
一万円そこそこの時計に、すでに一万円以上の資金がかかっている。画面ではわからないが、ガラス面は細かい傷だらけで、そろそろ交換したいと思っているところ。いろいろな思いが詰まっている時計なんだと最初に見抜いたのは、茨城県は水戸市の中澤時計店の店主さん。そんなところまで見抜くのは、卓越した技術とその人の人間性だろうか。
イギリス製の高級車に乗って、キンキラキンの時計をした某氏に、『○○よう、あめよこで買ったような安い時計はめてんじゃねぇよ、どこで買ったんだぁ?』と聞かれて、『エジプトのスエズ運河の入り口の街、ポートサイド』 って答えたら、黙っていなくなってしまった。
0 件のコメント:
コメントを投稿