2016年12月5日月曜日

客家の人に会いたい。

 街中のコンビニのレジに外国人のアルバイトが増えている。中国、ベトナム、バングラディシュ、インドネシア。大手町にある日本語学校に通う生徒たちであろうが、異国で過ごす彼らのバイタリティには頭の下がるものがある。ましてや日本語の壁を乗り越えなくてはならない。その学生にどこの国?と聞いて中国と答えがあると、客家人かと聞くのだが、未だに客家の人には会ったことがことがない。池袋だと多いのかなぁ。

  先ほど、インフルエンザの予防注射の帰り、近くのスーパーでカメルーンの人に会った。まだ日本に来て3か月、なんでまた前橋なんだとは思うけど、それなりの事情もあることだろうし。

 ちょっと話がそれてしまった。客家 (はっかと日本語入力するとこの漢字が出てくるのにはちょっとびっくり。北京官話ではクーチャーと読むらしい。)  は元々中国中原の民族で、時代とともに南下を続け、広東、福建、広西省あたりを中心に居住している。言語も北京官話、広東語以外に客家独特の客家語を話す。この辺は高木経蔵氏の著書 『客家 中国の内なる異邦人』 から。

 孫文も、鄧小平、李登輝、リー・クワンユー、文天祥、鄭成功(奥さんが肥前松浦の人)、客家の人々は、中国という国では少数民族でありながら、有名な人達を輩出している。

 この本を読んでいると、中国や東南、東アジアの歴史を全く違う角度から眺めることができる。一方で言語もさることながら、民俗的には閉鎖的な面も持ち合わせているようで真の交流は難しいのかもしれないが、客家の人に会ってみたいという思いはつのる。

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