山口百恵の『曼殊沙華』を聞いた時、マンジュシャカという読み方に違和感を覚えたのだが、サンスクリット語で manjusaka の音訳であることと、日本名、方言では千以上ある(Wikipedia)ということで納得。
この妖しい独特な花は、小さいときから毒があるから触ってはいけないと教えられてきた。根元を掘ってみるとわかるのだが、球根(鱗茎)があって、多年生の球根植物に分類されている。ただ、この球根にアルカロイド系の毒があって、解毒をせずにゆり根のようなつもりで食用に供すると中毒症状を起こす。妖しい姿と彼岸の時期に咲くことから、彼岸花とか死人花など不吉な名前で呼ばれるのだが、なぜか心惹かれる花で、ついつい見とれてしまう。
今回、久しぶりに写真を撮りに行って調べてみると、鱗茎の毒成分の一つにガランタミンがあり、アルツハイマーの治療薬として利用されていることなど、意外な一面を持っている花でもある。花言葉は、『情熱』『再会』『独立』『あきらめ』『転生』『悲しい思い出』『想うはあなた一人』『また会う日を楽しみに』。
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