2020年4月11日土曜日

一茂に、バカ呼ばわれされた経産省官僚

 テレビ朝日のモーニングショーで長嶋一茂が、安倍首相の『一住所に2枚の布製マスクを配布する』という発言に対し、その提言をした官僚をも『俺もバカだけど、これほどのバカはいない』という意味のことを言った。その布製のマスクは、海外でもアベノマスクと揶揄されるような昔のタイプ。一枚200円だそうで・・・小池都知事のサージカルマスク姿と比して余りの見劣りと、今時このマスクをしているのが我が国の首相かと思うとがっかりする。

 ついでにこの官僚は『これで国民の不安はパッと消えます』とさささやいたという。この官僚の所属が正確には経産省なのかどうかは別として、首相にささやける官僚が、学力的には一茂なんかより上であることは間違いない。しかし、こんなバカが側近という首相の哀れさは、結局のところ首相も官僚もバカという言葉に収束していくのだろうと思う。

  問題は一茂と首相、二人のバカが片や首相であり、片やマスコミで堂々と意見を述べていることではないだろうか。この二人のバカの共通点は、大した能力もないのに七光りで世に出ているところ。時代は江戸時代そのもの。余談ながら、一茂と同じ番組に出ている石原良純も七光りでテレビに出て、『次の世代に何を残せるか模索している』とか言っている。

 血筋で凝り固まった世界は窮屈だ。中国も劉備玄徳の子孫を名乗る劉姓を未だに名乗っている人々がいるらしいが、劉氏一族は皆殺しの危難に襲われていて、確かな劉氏の存在は証明のしようがないらしい。競走馬のように管理された血統でさえ駄馬を生むこともあるが、人間の世界では、まして政治だ演劇だの世界までそれを大事にしすぎると、新しい血が求められる時代の必要性を感じる。明治維新は、その転換期ではあったと思うが、その血筋はまた新たな血筋尊重の時代を生んでしまったように思う。

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