新型コロナウィルスによる肺炎で、東京都が緊急事態宣言を出した翌日、群馬県前橋市の公園では、老人50人近くが集まってゲートボールをしていた。プレーしている人以外は、コートの端に集まって、ミニお花見状態。
サンミツってのは、壇蜜もへぇってるんかい? あほだなぁおめぇは、財務省とか厚生省がホラべぇこいてることだんべや。おめぇこそあほだべや、ありゃあセンミツっていうんじゃねぇんかい。などという会話が交わされているのかどうかは知らないが、全くのんきと言う他はない。
群馬県は災害に対しても、暢気に構えている。いわゆる危機感と言うものがない。台風も来ない。水害もない。津波も地震もない。平野部は雪も少ない。土砂崩れもない。冬場に風は強いが、住みやすいと言えば住みやすい。コロナウィルスの蔓延も、隣の埼玉が三桁を超えている時に、未だ二桁の半分以下。
だからと言って、あのゲートボールはないだろう。と思ったのだが、残り少ない人生を窮屈な思いで生きたくないので、決死の思いで参加しているのだろうかとも思われる。関東のどん詰まり、山を越えれば越後と信州。物なりは決して良くなく、古くから小麦と蒟蒻の生産が主流で、コメの生産が不安定で豪農の育つ風土ではなかった。流行も豊かさも通り越して行く。コロナウィルスも通り過ぎて行くことを願うだけだ。
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