2019年8月7日水曜日

京扇子

 滋賀県高島市、安曇川町(あどがわちょう)の農家の庭先に、乾燥される京扇子の扇骨が並ぶ。この辺りが京扇子扇骨の9割近くを生産していると聞いたのは、今から50年ほど前のことになる。

 この旧高島郡安曇川町の名前が消えずに残っていることに嬉しさを感じる。たった半年、この町の中学に在学したことがあるからだが。記紀にも登場する阿曇氏 (安曇氏)の名を冠する町で、旧町内の三尾里には、第26代継体天皇の胞衣(胎盤)塚があり、その北西方向の山には、彦主人王墓伝承地(継体天皇の父)がある。また陽明学中江藤樹の生誕地でもあり、藤樹書院、玉林寺には墓所もある。高島市名産の鮒ずしはちょっと苦手。

  さて本題。携帯扇風機はやめようよ。やっぱりここは京扇子で。男が持つとちょっとキザだが、情緒と言うことを考えると、やはり京扇子。

  

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