2019年7月3日水曜日

嵐山渓谷と本多静六

武蔵 嵐山渓谷
この京都の嵐山に似た景色を嵐山町と名付けるのは、本多清六という林学博士。造園家であり、株式投資家(Wikipedia)。その生涯は凄まじく、有名な日本の庭園のほぼ全てに関わっていると言っても過言ではない。

 嵐山町のHPを見ると、『嵐山渓谷は、岩畳と槻川の清流・周囲の木々が織りなすみごとな景観と豊かな自然環境・・・』とあるが、左の写真の後ろは、河原一面バーベキュー場。近くのラベンダー畑の花の香りが最盛期を迎える時も、この河原一帯は豊かな自然も木々の景観も季節も関係なく、バーベキューの煙と肉を焼く香りに包まれる。

 本多静六博士の記念館は出身地の埼玉県久喜市菖蒲町にあり、生誕地には記念園、本多静六博士の森も整備されている。嵐山町にとって恩人とも言うべき本多静六博士。高齢者の雇用を推進しているラベンダー畑やバーベキュー場の是非を問う気はないが、博士が見てどう思うか。

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