このところ、北方謙三の三国志を読んでいる。文庫本で全十二巻のうち、まだ五巻目だから先は長い。巻頭の地図の字が細かいので、拡大コピーが必要だと思いながらズルズル五巻目を過ぎ、それも何度か読み返すうちに、やっと中国の地名がすんなりとわかるようになってきた。今は呂布、孫堅、孫策、袁紹が消え、劉備玄徳と諸葛孔明が出会う直前。
曹操、関羽、張飛などWikipediaで検索をかけながら読む毎日。北方謙三による名場面がちりばめられている。多少(いっぱいかも知れない) 日本人好みの脚色はあるとは思っても、それはそれ、中国の地理的なスケールの大きさに包み込まれてしまうように感じて読むことの妨げにはならない。
中国という国は堅苦しさがあって、書物といっても漢字が並んでいるのをみると辟易としてしまうものだが、張飛を検索している際に下記のような本の存在を見つけた。『笑府』意外にも、この中には日本の落語の原題になった話が多いようで、 Wikipediaの張飛の項目に書かれている『落語 野ざらし』と同種の話しでも十分に笑えるものがある。岩波文庫では絶版になっているのか、中古しか手に入らないようで・・・
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