NHKの番組。地上波、BSともに番組の品格では他社の追随を許さない。それはNHKが飛びぬけて番組の制作能力が高い、そりゃそうだ、税金みたいに国民から金を搾り取ってるわけだからそれは当たり前。それに加えて民放は、間に下品なCMも流しているから、余計にその差が大きく感じられる。CMが番組の品格を落とすということを、民放は度外視しているとしか思えない。
さて、この奇跡のレッスン、国外のスパースターに教えを受けるということが、その子供たちの将来にどれほど大きな影響を与えるかと言うことを考えると、まさに宝くじに当たったようなという表現がぴったりと思えるくらいすごいことだと思える。
その中で、スポーツや音楽などのどのジャンルでも『楽しむんだ』という言葉が印象に残る。この一言が、努力と苦しみの中から勝利の、上達の道が開けるというような、日本的な考え方との一番大きな違いのように思える。日本人が好きな極度の緊張感と、自己を極限まで追い込むことも決して悪いとは言わないが、本番での弱さは、この極度の緊張感からくるのではないかとも思える。
さらに、コミュニケーション。特に団体競技を指導する場合、日本では上下関係で言えないことも、この奇跡のレッスンでは必要なこととはっきり述べる。面従腹背と言う言葉があるが、相手に対する敬意というのは、コミュニケーションの深さによって醸し出されるもので、命令によっては生じない。そんなこともこの番組では教えてくれる。
《蛇足》私の家内がついに入院となった。着付けの仕事なのだが、先生とも呼ばれ、生徒でもある。朝3時には起きて、6時の電車で出掛け、二時間半かけて現場に向かい、約5~6時間の着付け作業。時として、その後に研修とかも組まれる。週に1度の授業なのに、ほぼ毎日家で数時間の自習を続ける。仕事が絡むと、仕事、研修とスケジュールに空きの無い時もあるのだが、まぁ何を求めているのか、目が血走ってきて、何かに憑かれたように着物と関わっていた。自分で着物を着られるようになって、喜んで一緒に外出した時のような喜びはない。何が足りないのか、本人はまだ気づいてはいない。気付いた時には着付けの腕は落ちるかもしれない。
2018年12月26日水曜日
回転寿司にて
先々週のこと、初めて一皿100円の回転寿司に入ってみた。平日の火曜日なのに、ちょっと高めのがってん寿司とは違って、順番待ちの列も少し。カウンターでもOKという希望を告げたら、すぐに席に案内された。
家族連れが多いと思っていたのにちょっと意外だったのは、中高生と思えるグループも居たり、若い女性一人で夕食というのもありで、末期のファミレス的な雰囲気。
流れているのを取るのもいいのだが、注文はタッチパネルで。午後の8時で売れ筋の物はほぼ売り切れ。食べ終わった皿は目の前の回収ポケットに投げ入れるのだが、前から後ろから聞こえるその音が意外と耳障りにも感じるし、注文に応じてタッチパネルでゲームもあるため、落ち着いての食事は無理というもの。
うるさく騒いでいるのはWASEDAと校名入りのウインドブレーカーを着た学生たちだが、それもしようがないのか。この学生たちは、レジで一人一人計算をして、レジの渋滞も作っていた。頭はいいが、マナーは悪いということだろうか。
まぁいずれにしろ、一皿100円の回転寿司に、食事の場を求めてはいけないということだろうと思うことにした。そういえば、以前、しゃぶしゃぶ食べ放題の店でも同じ思いをしたなぁとふと思った。
家族連れが多いと思っていたのにちょっと意外だったのは、中高生と思えるグループも居たり、若い女性一人で夕食というのもありで、末期のファミレス的な雰囲気。
流れているのを取るのもいいのだが、注文はタッチパネルで。午後の8時で売れ筋の物はほぼ売り切れ。食べ終わった皿は目の前の回収ポケットに投げ入れるのだが、前から後ろから聞こえるその音が意外と耳障りにも感じるし、注文に応じてタッチパネルでゲームもあるため、落ち着いての食事は無理というもの。
うるさく騒いでいるのはWASEDAと校名入りのウインドブレーカーを着た学生たちだが、それもしようがないのか。この学生たちは、レジで一人一人計算をして、レジの渋滞も作っていた。頭はいいが、マナーは悪いということだろうか。
まぁいずれにしろ、一皿100円の回転寿司に、食事の場を求めてはいけないということだろうと思うことにした。そういえば、以前、しゃぶしゃぶ食べ放題の店でも同じ思いをしたなぁとふと思った。
2018年12月19日水曜日
弱者には苛烈に
ソフトバンクの上場初日、終値は1282円。1株1500円の予約値から218円の損害を被ったわけで、600株購入した知人は、一夜にして13万円近いマイナスとなった。ちなみに私は200株の申し込みをして100株の当選で21800円のマイナス。
『今年の正月は、久しぶりにいい正月かなぁ』と言っていた知人は、多少のショックを受けているだろうか。NTTの上場は今から何年前になるだろうか。新株の購入申し込みをしたにも拘らず落選。その後の展開は言うまでもない。
ソフトバンクの株の今後は予想しにくいものがあるが、当初、『俺が買えなければ上がるだろう。もし買えれば、下がる可能性が高い。』と言っていたのだが、結果的に申し込みの半分である100株が買えたことで、判断が付きにくいこととなった。
上場前に通信障害が起きるなど、株価の動向に暗雲が立ち込めていたのは偶然であったのか、それとも米中のファーウェイに関わる暗闘の影響があったのか、我々の知るところではない。しかしソフトバンクグループには潤沢な資金が入り、これからの投資に2兆円超の資金が使われる。
漠然と、やっぱり孫は俺ら貧乏人を踏み台にしやがって、俺らの敵だなぁとふと思う。
『今年の正月は、久しぶりにいい正月かなぁ』と言っていた知人は、多少のショックを受けているだろうか。NTTの上場は今から何年前になるだろうか。新株の購入申し込みをしたにも拘らず落選。その後の展開は言うまでもない。
ソフトバンクの株の今後は予想しにくいものがあるが、当初、『俺が買えなければ上がるだろう。もし買えれば、下がる可能性が高い。』と言っていたのだが、結果的に申し込みの半分である100株が買えたことで、判断が付きにくいこととなった。
上場前に通信障害が起きるなど、株価の動向に暗雲が立ち込めていたのは偶然であったのか、それとも米中のファーウェイに関わる暗闘の影響があったのか、我々の知るところではない。しかしソフトバンクグループには潤沢な資金が入り、これからの投資に2兆円超の資金が使われる。
漠然と、やっぱり孫は俺ら貧乏人を踏み台にしやがって、俺らの敵だなぁとふと思う。
2018年12月17日月曜日
伊香保・水沢・ラーメン『わたりや』
伊香保の帰りに、『わたりや』に寄る。平日でも間違えると満席状態で、停まっている車のナンバーも、県外のものが多い。日曜日や祝日にさらりと食べようなどと思うのはとんでもないことで、外でしばらく待つのは当たり前と覚悟がいる。
場所は伊香保温泉から水澤観音方面へ向かい、身の程知らずの値段をつけてうどんの本場と偉そうなことを言っている水澤うどん街の終わりごろ、左の林道方向に下っていくとポツンとラーメン屋さんがある。
青竹で打った麺は、佐野ラーメンの流れだろうか。あっさりとした醤油味の他、塩や味噌もあるのだが、やはり醤油ラーメンをまず食べてみたい。そして支那竹ラーメン、支那竹チャーシュウー麺。500円から800円くらいまでの安い料金設定。水澤の名前が、うどんよりも、このラーメンで上がることを期待している。木曜定休。
場所は伊香保温泉から水澤観音方面へ向かい、身の程知らずの値段をつけてうどんの本場と偉そうなことを言っている水澤うどん街の終わりごろ、左の林道方向に下っていくとポツンとラーメン屋さんがある。
青竹で打った麺は、佐野ラーメンの流れだろうか。あっさりとした醤油味の他、塩や味噌もあるのだが、やはり醤油ラーメンをまず食べてみたい。そして支那竹ラーメン、支那竹チャーシュウー麺。500円から800円くらいまでの安い料金設定。水澤の名前が、うどんよりも、このラーメンで上がることを期待している。木曜定休。
湯治
今日も午前中に伊香保は石段の湯へ向かう。家内の身体には、伊香保の温泉がいいのではないかと言う微かな思いがある。直線距離なら15kmくらいだろうか。30~40分を走り、伊香保石段街の下の駐車場に車を止めて、階段を上がる。
その石段の下、湯口がある上に、何とも場違いなカップ焼きそばのモニュメント。カップ焼きそばの湯切り口から伊香保の湯が流れ出ている。それを笑って済ますことのできる人はいい。しょせんが田舎者の成金趣味。400年に渡る歴史を持つ階段街の景観を無視したバカさ加減と品の無さ、自己顕示欲だけで、伊香保に対する愛情など、微塵も感じられない。それがペヤングという企業の姿勢なのだろうと思う。
今日で4日目になるのだろうか。朝起きてから伊香保に向かい、湯に浸かるのをしばらくの日課として自分にも課す。本当は朝晩と湯に浸かるようにしてやりたいのだが、時間もなければ金もないというところ。すぐに効果は出ないにしても、一月、二月とこの寒い時期に身体を冷やさないように過ごせば、家内の身体にまた力も戻ってくるだろうと思っている。湯治というのは現在ではすたれてしまっているが、こんなことが出来るのも群馬という所に住んでいるおかげだと思え、出来得るならば伊香保の湯の周りでかつての湯治場のように逗留できるような施設があればと思う。
その石段の下、湯口がある上に、何とも場違いなカップ焼きそばのモニュメント。カップ焼きそばの湯切り口から伊香保の湯が流れ出ている。それを笑って済ますことのできる人はいい。しょせんが田舎者の成金趣味。400年に渡る歴史を持つ階段街の景観を無視したバカさ加減と品の無さ、自己顕示欲だけで、伊香保に対する愛情など、微塵も感じられない。それがペヤングという企業の姿勢なのだろうと思う。
今日で4日目になるのだろうか。朝起きてから伊香保に向かい、湯に浸かるのをしばらくの日課として自分にも課す。本当は朝晩と湯に浸かるようにしてやりたいのだが、時間もなければ金もないというところ。すぐに効果は出ないにしても、一月、二月とこの寒い時期に身体を冷やさないように過ごせば、家内の身体にまた力も戻ってくるだろうと思っている。湯治というのは現在ではすたれてしまっているが、こんなことが出来るのも群馬という所に住んでいるおかげだと思え、出来得るならば伊香保の湯の周りでかつての湯治場のように逗留できるような施設があればと思う。
2018年12月12日水曜日
初雪の伊香保
石段の湯は、伊香保温泉の階段街入口から少し上がった所で、伊香保関所跡のすぐ上にある。
男女各1個の浴槽があり、露天はない。休憩室があって、ほうじ茶のサービスがあり、販売機も備えている。
昨夜の初雪が残っていて、遠く赤城山や谷川が望める。明日はさらに上の露天を目指す。
男女各1個の浴槽があり、露天はない。休憩室があって、ほうじ茶のサービスがあり、販売機も備えている。
昨夜の初雪が残っていて、遠く赤城山や谷川が望める。明日はさらに上の露天を目指す。
2018年12月6日木曜日
日産とゴーン会長
幕末、品川の遊郭土蔵相模に伊藤俊介(後の伊藤博文)と居続けた井上聞多(後の井上馨)。その元勲井上馨の姪を母として生まれた鮎川義介が日産コンツェルンの創始者で、日産が長州閥ということは明らかで、この会社が国策的な会社であり、明治、大正、昭和、平成と続く権力基盤の中枢にいたと言って良いだろう。
もし、という仮定を許されるならば、もしゴーン会長がいなければ、今頃日産自動車という会社が存在したか。複合的な理由はあるにいしろ、日産自動車の経営危機は、この辺りの企業のDNA的なものが遠因と言えると思うのだが、どうにも証明のしようがない。
このゴーン会長は、多分、日産に来て経営内容を見た瞬間に何が原因かわかったと思う。あとはご存知の通り、いらぬものをバッタバッタと切って落とした。変なしがらみがないだけに、日本人が百年かかっても出来ないであろう改革を、短い期間で達成した。もしゴーン会長に唯一の大きな失敗があるとすれば、肝心な部分を立ち上がれぬ程に完ぺきに潰さなかったことだと思う。その生き残った残党の周到に準備された反乱、復権を願った集団の陰謀ではないかという想像もできる。
でも、ゴーン会長も人間だから、お金が欲しかったのかなぁ。いずれにしても、日本人と言うのは英雄を生む風土には生きていない。英雄を潰すことに喝采を送る風土がある。語り継がれるためには、悲劇的な死しかない。
もし、という仮定を許されるならば、もしゴーン会長がいなければ、今頃日産自動車という会社が存在したか。複合的な理由はあるにいしろ、日産自動車の経営危機は、この辺りの企業のDNA的なものが遠因と言えると思うのだが、どうにも証明のしようがない。
このゴーン会長は、多分、日産に来て経営内容を見た瞬間に何が原因かわかったと思う。あとはご存知の通り、いらぬものをバッタバッタと切って落とした。変なしがらみがないだけに、日本人が百年かかっても出来ないであろう改革を、短い期間で達成した。もしゴーン会長に唯一の大きな失敗があるとすれば、肝心な部分を立ち上がれぬ程に完ぺきに潰さなかったことだと思う。その生き残った残党の周到に準備された反乱、復権を願った集団の陰謀ではないかという想像もできる。
でも、ゴーン会長も人間だから、お金が欲しかったのかなぁ。いずれにしても、日本人と言うのは英雄を生む風土には生きていない。英雄を潰すことに喝采を送る風土がある。語り継がれるためには、悲劇的な死しかない。
2018年11月27日火曜日
前橋を考える (2)
夜の臨江閣 LEDでライトアップ |
前橋市は、水と緑と詩のまちを標榜しているが、水は赤城山系の湧き水であり利根川であり、詩はそれほどメジャーでもない詩人萩原朔太郎出身の街ということだろうか。緑というとこれも心もとなく、他の都市と比べても特段に緑が多いとは言い切れない。文化の町というのであれば、どんな文化かと問われたら答えに困る。
では文化とは何かというと、定義は難しく、象徴的な思考や学習による信念や振る舞いのパターン(Wikipedia)、基本的に人と共に暮らす行儀や規範(司馬遼太郎・アメリカ素描)などと言われるのだが、前橋には残念ながら高尚な文化など存在しない。あるとすれば、成金文化の残滓ぐらいであろうか。その原因は、米を経済の基本に置いた江戸時代からの極限的な貧しさの中に、明治政府が極端な資本を注入したことで、一夜明けたら大金持ちになったという絹糸産業成金の成立が大きいと思われる。
2018年11月26日月曜日
明けの明星
明け方、東の空に一際明るい星が輝いている。今月の14日が金星の留。等級はマイナス4等くらい。全天で一番明るい恒星おおいぬ座のシリウスがマイナス1.46程度なので、その二倍以上の明るさで夜明けの空に君臨する。
この季節、冷え込みの厳しい時ほど星がきれいに見える。間もなく、オリオンが西に傾くと、真冬のさそり座が姿を現す。
この季節、冷え込みの厳しい時ほど星がきれいに見える。間もなく、オリオンが西に傾くと、真冬のさそり座が姿を現す。
2018年11月7日水曜日
貧乏人の敵は
つい先日まで、一個99円でも売れ残っていた、マルハニチロの『さんまのかば焼き』缶詰。特売で籠に盛られても売れなかったこの缶詰が、今や値段は180円前後。時には品薄になる。
これはマルハニチロの陰謀でもなく、スーパーの値段設定に原因があるわけでもない。テレビがうるさく缶詰の製法や栄養を取り上げ、健康に良いと持ち上げる。売れる。売れるから品薄になる。値段が上がる。だからと言ってトヨタの社長さんや、ソフトバンクの社長さん家の食卓にさんまの缶詰が載るとは思えない。 まぁ決して品の良い食べ物でもないし、缶詰のイワシやサンマ、鮭、サバの独特な風味にいずれ飽きがくるものと思う。残るのはオイルサーディンくらいかなぁ。
多分本格的に景気が良くなったら、魚の缶詰など、猫以外誰も見向きもしなくなるのではと思うと同時に、テレビの質の悪さに腹立たしい思いを感じてしょうがない。先日の北海道のブラックアウトも、道民が一斉にテレビを点けたことも原因の一つで、こんなところでもテレビは悪さをする。まぁテレビ局にいる人間は高給取りも多く、庶民の、ましてや貧乏人のことなど気に掛けるものではないだろう。
ちなみに、ネット通販の猫缶、お魚のほぐし身しらす添えは1個88円。送料が610円かかるので、無料にするためには2000円以上の購入が必要で、これも容易ではない。しかも、侮ってはいけない。1缶200円以上の猫缶もあるのだ。
これはマルハニチロの陰謀でもなく、スーパーの値段設定に原因があるわけでもない。テレビがうるさく缶詰の製法や栄養を取り上げ、健康に良いと持ち上げる。売れる。売れるから品薄になる。値段が上がる。だからと言ってトヨタの社長さんや、ソフトバンクの社長さん家の食卓にさんまの缶詰が載るとは思えない。 まぁ決して品の良い食べ物でもないし、缶詰のイワシやサンマ、鮭、サバの独特な風味にいずれ飽きがくるものと思う。残るのはオイルサーディンくらいかなぁ。
多分本格的に景気が良くなったら、魚の缶詰など、猫以外誰も見向きもしなくなるのではと思うと同時に、テレビの質の悪さに腹立たしい思いを感じてしょうがない。先日の北海道のブラックアウトも、道民が一斉にテレビを点けたことも原因の一つで、こんなところでもテレビは悪さをする。まぁテレビ局にいる人間は高給取りも多く、庶民の、ましてや貧乏人のことなど気に掛けるものではないだろう。
ちなみに、ネット通販の猫缶、お魚のほぐし身しらす添えは1個88円。送料が610円かかるので、無料にするためには2000円以上の購入が必要で、これも容易ではない。しかも、侮ってはいけない。1缶200円以上の猫缶もあるのだ。
2018年11月4日日曜日
ネギラーメン
美味い、不味いの問題ではない。ぬるい。ネギラーメンのトッピングは、白髪ねぎにラー油、チャーシュー、調味料をあえたものと思っている。このトッピングの量が多いと、自然ラーメンの温度が下がる。
だからと言って生ぬるいラーメンなど食べる気もしない。高崎市はあら町にある、その名も『匠』ラーメン。一緒に注文したエビ塩ラーメンもこれまた生ぬるいところを見ると、このラーメン屋さんの基本は生ぬるいラーメンらしい。
冒頭に言ったように、美味い不味いの問題ではない。『匠』の名が泣く。
だからと言って生ぬるいラーメンなど食べる気もしない。高崎市はあら町にある、その名も『匠』ラーメン。一緒に注文したエビ塩ラーメンもこれまた生ぬるいところを見ると、このラーメン屋さんの基本は生ぬるいラーメンらしい。
冒頭に言ったように、美味い不味いの問題ではない。『匠』の名が泣く。
2018年11月1日木曜日
コスモス
群馬県佐波郡玉村町にあるコスモス畑。遠く浅間山と妙義山が見える。このコスモス、鋏で切って持ち帰りも可能。
ここからさらに西北に走ると、小菊とコスモスの畑あって、管理する地区の人達によって小さな展望台も作られている。
しばらくは晴天の秋空、こんな景色を楽しむ時間のあることが嬉しく感じられる。
ここからさらに西北に走ると、小菊とコスモスの畑あって、管理する地区の人達によって小さな展望台も作られている。
しばらくは晴天の秋空、こんな景色を楽しむ時間のあることが嬉しく感じられる。
2018年10月31日水曜日
明治への回帰
教育勅語、大日本帝国憲法、明治への回帰は、権力者がそれほど憧れるものなのだろうか。『降る雪や明治は遠くなりにけり』と詠った草田男は、その遠くなった明治に何を思ったのだろうか。明治の時代は、大正昭和と元号を変えても太平洋戦争の終戦まで引き継がれる。
日清・日露の戦争を勝ち抜いた大日本帝国は、その国力の凄さの陰に、江戸時代からの怖ろしいほどの格差社会が存在していた。その格差社会に対する反動は、226事件の根底にもあり、最終的には太平洋戦争の後の財閥解体と、農地改革によって幾分の緩和を見たと言って良い。
失われた特権の回復は、戦後の昭和、平成の歴史と言っても良いくらいに執拗に追い求められ、その一端が戦後憲法の改正論議であり、税制の改革による貧富の差の拡大とも言える。明治から昭和の初期まで、貧しさから女衒に娘を売り渡す地方の現状の中で、今の貨幣価値で換算すれば数億円にも上るボーナスを半期ごとに受け取っていた三井財閥の総帥は、国利、民福を無視したとして暗殺される。
その三井財閥の総帥の孫、團伊玖磨の『パイプのけむり』。この人達の豊かな生活は戦後も続く。歴史は繰り返すと言われるが、繰り返してはいけないし、繰り返さないという誓いの言葉は、原爆の慰霊碑にも書かれているのだが・・・。
日清・日露の戦争を勝ち抜いた大日本帝国は、その国力の凄さの陰に、江戸時代からの怖ろしいほどの格差社会が存在していた。その格差社会に対する反動は、226事件の根底にもあり、最終的には太平洋戦争の後の財閥解体と、農地改革によって幾分の緩和を見たと言って良い。
失われた特権の回復は、戦後の昭和、平成の歴史と言っても良いくらいに執拗に追い求められ、その一端が戦後憲法の改正論議であり、税制の改革による貧富の差の拡大とも言える。明治から昭和の初期まで、貧しさから女衒に娘を売り渡す地方の現状の中で、今の貨幣価値で換算すれば数億円にも上るボーナスを半期ごとに受け取っていた三井財閥の総帥は、国利、民福を無視したとして暗殺される。
その三井財閥の総帥の孫、團伊玖磨の『パイプのけむり』。この人達の豊かな生活は戦後も続く。歴史は繰り返すと言われるが、繰り返してはいけないし、繰り返さないという誓いの言葉は、原爆の慰霊碑にも書かれているのだが・・・。
トヨタとソフトバンク
AIを使った自動運転の車。車を所有することもなく、移動は自動運転の車をスマホで指定の場所に呼び出す。世界が変わる。テレビ朝日の解説でわかりやすい説明はされたものの、最後のフレーズが気に入らない。『誰が誰と、いつ何処に行ったかがわかる』。
大きなお世話だ。犯罪者でもあるまいし、共産主義の独裁国家と同じことを目論むつもりなのかと言いたい。ビッグデータと言うものは、それほどに金の亡者と全ての支配を目指すものにとって垂涎の的であることを感じて寒気がする。
大体が並んだ二人の顔つきも気に入らない。まぁどちらも背は低く、頭は禿頭。金でも持っていなければ、とても異性にもてるようなタイプではない。このタイプはたちが悪いことに、そのコンプレックスを権力の維持確保に向ける。
大きなお世話だ。犯罪者でもあるまいし、共産主義の独裁国家と同じことを目論むつもりなのかと言いたい。ビッグデータと言うものは、それほどに金の亡者と全ての支配を目指すものにとって垂涎の的であることを感じて寒気がする。
大体が並んだ二人の顔つきも気に入らない。まぁどちらも背は低く、頭は禿頭。金でも持っていなければ、とても異性にもてるようなタイプではない。このタイプはたちが悪いことに、そのコンプレックスを権力の維持確保に向ける。
渋谷のハロウィン🎃
これは我が家の玄関の飾り |
格差社会の典型的な不満のはけ口は、弱い者が弱い者をいじめるという卑屈な方向性を持つ。
ケルト人の一年は、10月31日で終わり、11月1日から新しい年を迎える。この夜は秋の終わりを意味して、冬の始まりでもあり、死者の霊が家族を訪ねてくると信じられていた(Wikipedia)。盆と正月が一緒に来るようなものかとも思われるが・・・・・(笑)
この夜は精霊も魔女も出てくるので、魔よけに仮面をかぶり、魔よけのたき火を焚いていた。子供たちはカボチャのランタン、ジャック・オー・ランタンを作り、近所の家を訪ねては『お菓子をくれないと悪戯するよ』と唱える。ただし、玄関の明かりが点いていればいれば訪問しても良いという印で、消えていると家には立ち寄らないというルールがある。以前、アメリカで、日本人青年が射殺されたのは、このルールを無視して訪ねたからではなかっただろうか。
2018年10月27日土曜日
来年秋の消費税増税
どれくらいの国民が、次回の消費税の仕組みを理解しているのか。と言われても、税金の仕組みなど複雑なだけで、細部まで理解しているのは、お役人様くらいであろうと思われる。
さて次回の消費税、日本独特の調味料、味醂(みりん)について。本みりんは10%で、みりん風調味料は8%の消費税がかかるとか・・・これはどう考えても余程の馬鹿の発案かと思うのだが、では本みりんとみりん風調味料の何が違うのかというと、アルコール濃度。みりんはかつて、甘みのある高級酒として飲まれていたというしろもので、アルコール濃度は14%前後。対してみりん風調味料はアルコール濃度も1%未満と低く、本みりんに比べて発酵腐敗が早い。(Wikipedia)まぁとにかく、酒税法とからんでいるということか。
漢の高祖劉邦は、秦の万般仔細に及ぶ上に苛烈な法律を改めて、法三章(後世、法三章は簡便な法律を表す法諺となっている)を提示する。そこまで簡潔にしろとは言わないが、簡潔にできないのであれば、こんなわかりにくいものは廃止して、役人の給料を下げた方が簡潔である。ただし、この役人と言うものは、給料が安いと腐敗が早いらしい。
さて次回の消費税、日本独特の調味料、味醂(みりん)について。本みりんは10%で、みりん風調味料は8%の消費税がかかるとか・・・これはどう考えても余程の馬鹿の発案かと思うのだが、では本みりんとみりん風調味料の何が違うのかというと、アルコール濃度。みりんはかつて、甘みのある高級酒として飲まれていたというしろもので、アルコール濃度は14%前後。対してみりん風調味料はアルコール濃度も1%未満と低く、本みりんに比べて発酵腐敗が早い。(Wikipedia)まぁとにかく、酒税法とからんでいるということか。
漢の高祖劉邦は、秦の万般仔細に及ぶ上に苛烈な法律を改めて、法三章(後世、法三章は簡便な法律を表す法諺となっている)を提示する。そこまで簡潔にしろとは言わないが、簡潔にできないのであれば、こんなわかりにくいものは廃止して、役人の給料を下げた方が簡潔である。ただし、この役人と言うものは、給料が安いと腐敗が早いらしい。
2018年10月9日火曜日
散り椿
早めのインフルエンザ予防注射の後に、デンゼル・ワシントン(Denzel Washington)のイコライザー2とどちらを見るか迷った挙句、時間に間に合った『散り椿』を見ることに。
前回、岡田准一主演の『関ケ原』ではつまらなく退屈な思いをしたので悩んだのだが、今回は映像、音楽の美しさもあり、ホッとして出てきたというのが本音。
原作は蜻蛉組の存在が大きく、より内容が複雑なのだが、映画全体に影響を与えることもなく、原作を超えるとは言えないまでも、殺陣も素晴らしく、いい映画だったと思っている。
前回、岡田准一主演の『関ケ原』ではつまらなく退屈な思いをしたので悩んだのだが、今回は映像、音楽の美しさもあり、ホッとして出てきたというのが本音。
原作は蜻蛉組の存在が大きく、より内容が複雑なのだが、映画全体に影響を与えることもなく、原作を超えるとは言えないまでも、殺陣も素晴らしく、いい映画だったと思っている。
2018年10月3日水曜日
熊谷 きくちひろき
埼玉県熊谷市、市役所の近くにあるラーメン屋さん。カウンター席10個ほどの小さなお店。
入口で食券を買い、水は自分で持ってくる。カウンターの中にいるお兄さんは、家内が言うにはイケメンだそうで・・・それはともかく、一人で全てをこなしている。
お客さんも慣れたもので、食べ終わった人は、カウンターの上に食べ終えたどんぶりと水のコップを上げて、卓上の台布巾でテーブルを拭いて帰っていく。
簡単なことのようだが、どこかにそうするように書いてあるわけではない。ましてや不味いラーメンを食わされてからではそんな気も起きない。なかなかの一品でした。次回は塩を食べたいものです。
入口で食券を買い、水は自分で持ってくる。カウンターの中にいるお兄さんは、家内が言うにはイケメンだそうで・・・それはともかく、一人で全てをこなしている。
お客さんも慣れたもので、食べ終わった人は、カウンターの上に食べ終えたどんぶりと水のコップを上げて、卓上の台布巾でテーブルを拭いて帰っていく。
簡単なことのようだが、どこかにそうするように書いてあるわけではない。ましてや不味いラーメンを食わされてからではそんな気も起きない。なかなかの一品でした。次回は塩を食べたいものです。
2018年9月24日月曜日
曼殊沙華
山口百恵の『曼殊沙華』を聞いた時、マンジュシャカという読み方に違和感を覚えたのだが、サンスクリット語で manjusaka の音訳であることと、日本名、方言では千以上ある(Wikipedia)ということで納得。
この妖しい独特な花は、小さいときから毒があるから触ってはいけないと教えられてきた。根元を掘ってみるとわかるのだが、球根(鱗茎)があって、多年生の球根植物に分類されている。ただ、この球根にアルカロイド系の毒があって、解毒をせずにゆり根のようなつもりで食用に供すると中毒症状を起こす。妖しい姿と彼岸の時期に咲くことから、彼岸花とか死人花など不吉な名前で呼ばれるのだが、なぜか心惹かれる花で、ついつい見とれてしまう。
今回、久しぶりに写真を撮りに行って調べてみると、鱗茎の毒成分の一つにガランタミンがあり、アルツハイマーの治療薬として利用されていることなど、意外な一面を持っている花でもある。花言葉は、『情熱』『再会』『独立』『あきらめ』『転生』『悲しい思い出』『想うはあなた一人』『また会う日を楽しみに』。
この妖しい独特な花は、小さいときから毒があるから触ってはいけないと教えられてきた。根元を掘ってみるとわかるのだが、球根(鱗茎)があって、多年生の球根植物に分類されている。ただ、この球根にアルカロイド系の毒があって、解毒をせずにゆり根のようなつもりで食用に供すると中毒症状を起こす。妖しい姿と彼岸の時期に咲くことから、彼岸花とか死人花など不吉な名前で呼ばれるのだが、なぜか心惹かれる花で、ついつい見とれてしまう。
今回、久しぶりに写真を撮りに行って調べてみると、鱗茎の毒成分の一つにガランタミンがあり、アルツハイマーの治療薬として利用されていることなど、意外な一面を持っている花でもある。花言葉は、『情熱』『再会』『独立』『あきらめ』『転生』『悲しい思い出』『想うはあなた一人』『また会う日を楽しみに』。
2018年9月16日日曜日
蜘蛛の糸
ろくでもない生き方をしていると、この小説を思い出し、わずかな安らぎを得ることもある。
地獄の苦しみの中、天空から降りてくる一本の蜘蛛の糸。その糸を繰り出す先には誰がいるのか。過ぎ去った日々の懐かしい顔ぶれか、見も知らぬ生き物か。
その糸にすがる時、どれほどその糸が細く、心もとないものであっても、一緒に這い上がろうとする人たちを蹴落とそうとしてはならないということを日々の心がけとして堅持する。
それができていれば、こんな思いをしないのだろうが。
地獄の苦しみの中、天空から降りてくる一本の蜘蛛の糸。その糸を繰り出す先には誰がいるのか。過ぎ去った日々の懐かしい顔ぶれか、見も知らぬ生き物か。
その糸にすがる時、どれほどその糸が細く、心もとないものであっても、一緒に這い上がろうとする人たちを蹴落とそうとしてはならないということを日々の心がけとして堅持する。
それができていれば、こんな思いをしないのだろうが。
川島町三保谷宿 中華料理 喜楽
何年ぶりだろう。以前と同じ場所に車を止めて、店の中へ。二代目のお兄ちゃんが厨房にいる。円形テーブルのレイアウトも以前のまま。
肉そばを注文。次回は油淋鶏(ユーリンチー)。回鍋肉、焼肉などの定食類はそのうちボチボチと。
先代のスープの味もそのまま。当時からスープはこの二代目が仕込んでいた記憶もあるので、懐かしい味はそのまま。ただその先代夫婦の姿が店にはない。
これから少しずつ過去の味を辿る過程で、メニューを紹介します。
肉そばを注文。次回は油淋鶏(ユーリンチー)。回鍋肉、焼肉などの定食類はそのうちボチボチと。
先代のスープの味もそのまま。当時からスープはこの二代目が仕込んでいた記憶もあるので、懐かしい味はそのまま。ただその先代夫婦の姿が店にはない。
これから少しずつ過去の味を辿る過程で、メニューを紹介します。
2018年9月12日水曜日
宇良
宇良が帰ってきた。と言ってもまだ三段目ではあるが、その間に同じような好感度のある関取も台頭してきている。
大相撲の世界はこのところ不祥事が多いように思われるが、正確なところは、他の世界(スポーツ協会、政界etc.)と同じように表に現れるようになったというべきではないだろうか。暴力もパワハラも日常茶飯事でまかり通ってきたのが、遠慮なく言えるようになってきたということだろう。
さて、この宇良、舞の海二世と言われるが、あんなコマーシャルに出て、きょろきょろと辺りを伺うような関取の二世と言われては悲しいだろう。ましてや取り口は全然違う。宇良本人も言うように、正統な押し相撲。舞の海などとは月とスッポン。幕内への早い復帰を願う。
大相撲の世界はこのところ不祥事が多いように思われるが、正確なところは、他の世界(スポーツ協会、政界etc.)と同じように表に現れるようになったというべきではないだろうか。暴力もパワハラも日常茶飯事でまかり通ってきたのが、遠慮なく言えるようになってきたということだろう。
さて、この宇良、舞の海二世と言われるが、あんなコマーシャルに出て、きょろきょろと辺りを伺うような関取の二世と言われては悲しいだろう。ましてや取り口は全然違う。宇良本人も言うように、正統な押し相撲。舞の海などとは月とスッポン。幕内への早い復帰を願う。
井上あさひさんの着付け
歴史秘話ヒストリアのメインキャスター、井上あさひさん。『着物がきれいなのに、着付けがイマイチだなぁ・・・以前は帯の位置が高くて・・・』とある着付け師の言葉。
確かに、今日の着付けも確かにちょっと・・・。襟口がヨレヨレ、帯の上部が少し詰まり気味で、窮屈そう・・・。
黒田さんと比べては悪いが、もうちょっと着付けに気を付けた方がいいのでは・・・と素人の私でもそう思う。
確かに、今日の着付けも確かにちょっと・・・。襟口がヨレヨレ、帯の上部が少し詰まり気味で、窮屈そう・・・。
黒田さんと比べては悪いが、もうちょっと着付けに気を付けた方がいいのでは・・・と素人の私でもそう思う。
夢を生業の糧とすること
オリンピックでメダルを取った選手が国会議員になった時、なんだそれが目標かよとがっかりしたことが何度かある。これは初代スポーツ庁長官に、鈴木大地が就任した時とは訳が違う。鈴木大地の経歴を見れば、その地位に納得いくものがあるのは誰しもが認めるところだと思う。
塚原という体操のメダリストを、このところの体操協会のゴタゴタで目にするようになった。夫婦で協会の役職を占めていることに違和感を覚えるとともに、オリンピックでのメダルという夢を生活の糧として生きていくことに、彼ら自身が違和感を覚えないのかと余計なことを考えてしまう。オリンピックの場を、一攫千金の場と公言した男の方がまだ正直と言えば正直かもしれないが。
もう一人、メダル取得後に参議院議員になって、あっちこっちと党を変え、今は何をしているのかわからないが、変なのがいる。議員になる必然性を全く感じないこの女性はまだ政治に関わろうというのか。オリンピックでメダルを取るという夢を追うことは素晴らしいことだが、それと政治に直接関わることは別問題だろう。迷惑と言うのはこういう輩を指して言う。
塚原という体操のメダリストを、このところの体操協会のゴタゴタで目にするようになった。夫婦で協会の役職を占めていることに違和感を覚えるとともに、オリンピックでのメダルという夢を生活の糧として生きていくことに、彼ら自身が違和感を覚えないのかと余計なことを考えてしまう。オリンピックの場を、一攫千金の場と公言した男の方がまだ正直と言えば正直かもしれないが。
もう一人、メダル取得後に参議院議員になって、あっちこっちと党を変え、今は何をしているのかわからないが、変なのがいる。議員になる必然性を全く感じないこの女性はまだ政治に関わろうというのか。オリンピックでメダルを取るという夢を追うことは素晴らしいことだが、それと政治に直接関わることは別問題だろう。迷惑と言うのはこういう輩を指して言う。
2018年9月4日火曜日
今年最強の台風21号が接近
今年最強の台風が近づいている。現在のところ風はあるが雨はなく、西北の空は青い部分ものぞいている。これから夕方、夜にかけて風雨が強まり、大雨、強風、雷、濃霧と警報、注意報が出ている。
が、しかし、前橋は大丈夫なのだ、というのが経験則。この数年、接近する台風は全てと言っていいくらいに雨も風も大したことはなく通り過ぎている。最強、最大、直撃という予報があっても、大丈夫だろうと思う。この千年以上の間、浅間山の噴火、地震、戦乱、洪水で荒廃したこの県都は、いつの間にか安全な街として、自然災害から無縁で過ごしている。
怖いのは、台風だろうが大雨だろうが、大したことはないと思い、大丈夫だろうから通常通りの生活を続けようとするところにある。リスクを負うのは、常に立場の弱い者だということ忘れてはならない。今日は休みましょうよ。
が、しかし、前橋は大丈夫なのだ、というのが経験則。この数年、接近する台風は全てと言っていいくらいに雨も風も大したことはなく通り過ぎている。最強、最大、直撃という予報があっても、大丈夫だろうと思う。この千年以上の間、浅間山の噴火、地震、戦乱、洪水で荒廃したこの県都は、いつの間にか安全な街として、自然災害から無縁で過ごしている。
怖いのは、台風だろうが大雨だろうが、大したことはないと思い、大丈夫だろうから通常通りの生活を続けようとするところにある。リスクを負うのは、常に立場の弱い者だということ忘れてはならない。今日は休みましょうよ。
国税庁へのお願い
今回の身体障害者雇用統計の粉飾は、国税庁が1000人以上と一番多かったようだ。健常者を不正に算入した(産経新聞)ということだが、さすがは国税庁。日頃の調査研鑽で、だましのテクニックには長けている・・・と思ったのだが、ばれたということはそれほどでもないということなのだろうか。
まぁ誰が死んだわけでもない。各官庁が積極的に障害者雇用を進めているように粉飾していたわけで、日本という国が優しく住みやすい国だと内外にアピールするには数字的に素晴らしいものであっただろう。
ちょうど良いことに、今年最大の台風21号が接近して、スポーツ界のゴタゴタもあり、報道各社がそちらに注力しているため、誰がどのような手口で粉飾を計り、誰が決裁をして責任を負うのかはわからない。多分誰も責任は負わないだろうから、せめて発覚しない方法を公開していただけないだろうか。
まぁ誰が死んだわけでもない。各官庁が積極的に障害者雇用を進めているように粉飾していたわけで、日本という国が優しく住みやすい国だと内外にアピールするには数字的に素晴らしいものであっただろう。
ちょうど良いことに、今年最大の台風21号が接近して、スポーツ界のゴタゴタもあり、報道各社がそちらに注力しているため、誰がどのような手口で粉飾を計り、誰が決裁をして責任を負うのかはわからない。多分誰も責任は負わないだろうから、せめて発覚しない方法を公開していただけないだろうか。
2018年9月1日土曜日
六国史
日本の正史、六国史と言えば、『日本書紀』『続日本紀』『日本後紀』『続日本後紀』『日本文徳天皇実録』『日本三代実録』。
古事記などという神話の世界と言える書物もあるが、最近の財務省の不正や、身体障碍者の雇用数水増しなどの記事を読んでいると、日本の歴史書に対する信頼感など無くなってしまう。誰がなんのために書いたのかという点で、疑わしいものが山ほどあるような気がしてくる。もちろん、徳川家や藤原家の記録など、その家にとってはまずいことが書かれているわけがない。もし仮にそんなことまで書いた歴史書なるものがあったとすれば、奇跡かそれ自体が嘘であると思ってしまう。
中国、いつの時代であったのか、『起居注』(正確な字は不明)という職(もしくは書)があり、皇帝の日常と発言を記録するのが仕事だったらしい。この記録のすごい所は、当代の皇帝が見ることができず、内容に口を挟むことも、圧迫を加えることも出来なかったということ。この制度がいつごろ出来、そして無くなったのかはわからないが、正史を作成するにあたっては、これくらいの制度とそれを守る強固な意志が必要であったと思う。それが逆に皇帝の権威を高め、自らを戒めることによって名君の養成に繋がったのではとも思える。
古事記などという神話の世界と言える書物もあるが、最近の財務省の不正や、身体障碍者の雇用数水増しなどの記事を読んでいると、日本の歴史書に対する信頼感など無くなってしまう。誰がなんのために書いたのかという点で、疑わしいものが山ほどあるような気がしてくる。もちろん、徳川家や藤原家の記録など、その家にとってはまずいことが書かれているわけがない。もし仮にそんなことまで書いた歴史書なるものがあったとすれば、奇跡かそれ自体が嘘であると思ってしまう。
中国、いつの時代であったのか、『起居注』(正確な字は不明)という職(もしくは書)があり、皇帝の日常と発言を記録するのが仕事だったらしい。この記録のすごい所は、当代の皇帝が見ることができず、内容に口を挟むことも、圧迫を加えることも出来なかったということ。この制度がいつごろ出来、そして無くなったのかはわからないが、正史を作成するにあたっては、これくらいの制度とそれを守る強固な意志が必要であったと思う。それが逆に皇帝の権威を高め、自らを戒めることによって名君の養成に繋がったのではとも思える。
2018年8月31日金曜日
インパクトドライバ
雨戸の戸袋が破損して、ついでだから塗装をしながら表面の板を張り替えることになった。釘が効かないので、残っているカバーに両面テープで張り付けた後、15cm間隔でネジ止めをして、コーキングで雨水の侵入を防ぐ。
材料の調達は前日までに済ませてあって、ここまでは順調だったのだが、ふと気付くと手のひらに大きな豆が出来ていて、破れていた。ドライバーが当たっていたのだ。思った以上に力を入れていたらしく、結構傷口は大きい。まぁしょうがないので傷口を洗って、消毒と、創パッドを貼って包帯をして、手袋をして作業を続け、無事?目的の作業は終了。
反省点は、道具。やはりある程度の作業には、インパクトドライバーが必要だなぁと傷口を見ながら思う。そういえば、錐も使ったから、相当な負担を手のひらにかけていたようだ。あとは日頃から軟弱な生活を送っているんだなぁと思う。反省もかねて、購入。
材料の調達は前日までに済ませてあって、ここまでは順調だったのだが、ふと気付くと手のひらに大きな豆が出来ていて、破れていた。ドライバーが当たっていたのだ。思った以上に力を入れていたらしく、結構傷口は大きい。まぁしょうがないので傷口を洗って、消毒と、創パッドを貼って包帯をして、手袋をして作業を続け、無事?目的の作業は終了。
反省点は、道具。やはりある程度の作業には、インパクトドライバーが必要だなぁと傷口を見ながら思う。そういえば、錐も使ったから、相当な負担を手のひらにかけていたようだ。あとは日頃から軟弱な生活を送っているんだなぁと思う。反省もかねて、購入。
2018年8月28日火曜日
黙っていろ
今の世の中で、一番困るのがお年寄りの横暴と、わがままとしがみつき。どれほどの実績を積んだ人なのか、サッカー協会の偉い人だとは知ってはいるが、引退したならマッカーサーのように、『Old soldiers never die,they just fade away』くらいにしておいて、あとは黙っててもらった方がいい。
スマホ・携帯料金
菅官房長官、なぜこの時期、急にスマホ・携帯料金について言及したのだろうか。『ユーザーにとって、わかりやすく納得いく料金サービスを実現したい』という発言は、今更何をであって、本来なら、携帯電話会社のトップが市場や消費者に向けてのものではないだろうか・・・と思う。
何か電話業界が逆らったのか、政治献金が足りなかったのか、天下りを受け入れなかったのか、下衆の勘繰りと言うものは、そのあたりに落ち着くし、納得する。
そんなことを言い始めたら、牛肉はなぜあんなに高いのか、自動車は、チーズやワインや食料品。まぁそんな中でも、東日本大震災の時に、個人で100億円もの寄付を行ったのは 携帯電話会社の社長だけ。トヨタの社長さんはいくら寄付したのかわからない。この辺が分かれ道だったのか・・・下衆の勘繰りは尽きない。
何か電話業界が逆らったのか、政治献金が足りなかったのか、天下りを受け入れなかったのか、下衆の勘繰りと言うものは、そのあたりに落ち着くし、納得する。
そんなことを言い始めたら、牛肉はなぜあんなに高いのか、自動車は、チーズやワインや食料品。まぁそんな中でも、東日本大震災の時に、個人で100億円もの寄付を行ったのは 携帯電話会社の社長だけ。トヨタの社長さんはいくら寄付したのかわからない。この辺が分かれ道だったのか・・・下衆の勘繰りは尽きない。
真夏のオリオン
火星の大接近が騒がれていて、今年は久しぶりに天体望遠鏡をのぞいてみたくなった。20年以上も前に買ったタカハシ、口径130mmの反射望遠鏡でも十分に火星の雰囲気は楽しめる。さらに近くに土星も見えるので、今年の夏は夜空を見るにはなかなかの条件が揃っている。
さてと明け方、今年初めて東の空から登ってくるオリオン座を確認。爆発が予想されているベテルギウス(平家星)も健在で、この全天で最も賑やかな星座は、真冬の明け方に見るさそり座と並んで天空を見る最大の楽しみになっている。
さてと明け方、今年初めて東の空から登ってくるオリオン座を確認。爆発が予想されているベテルギウス(平家星)も健在で、この全天で最も賑やかな星座は、真冬の明け方に見るさそり座と並んで天空を見る最大の楽しみになっている。
2018年8月22日水曜日
『餃子』の王将
この餃子、『餃子の王将』の餃子。埼玉県は熊谷店のもの。特にひどいのは、右から2番目のもの。炭のようなカリカリの物が付着して、ちょっと無理して食べきる気にはなれない。このカリカリの物は餃子の皮とかそんなものではなく、野菜の焦げたもの。どこから混入したものかは、聞く気にもなれない。
どうしてこんなのを出せるかなぁ。こんな餃子を出せるやつらに、何を言ってもわからないだろう。
この店は、数年前何度か訪れたことがあり、先週も行ったところ、鶏肉と茄子のピリ辛炒めが美味しかったので再訪したところ。そのピリ辛炒めも前週の仕上がりには程遠く、ガッカリして帰ってきた。帰り際に一言苦情を言ったら、『あ、そうですか、すんません』と軽くいなされたので一言、『くそったれ!』
どうしてこんなのを出せるかなぁ。こんな餃子を出せるやつらに、何を言ってもわからないだろう。
この店は、数年前何度か訪れたことがあり、先週も行ったところ、鶏肉と茄子のピリ辛炒めが美味しかったので再訪したところ。そのピリ辛炒めも前週の仕上がりには程遠く、ガッカリして帰ってきた。帰り際に一言苦情を言ったら、『あ、そうですか、すんません』と軽くいなされたので一言、『くそったれ!』
2018年8月18日土曜日
オイルサーディンの小鉢
真ん中あたりにあるのは、イワシのオイルサーディン。
ベースに大根おろし、トッピングは白髪ねぎに七味唐辛子。柚子七味一味唐辛子でもOK。醤油を少々。
いくつかのバリエーションがあって、イワシの上に自家製の梅干と赤紫蘇をたたいたものを載せて、ミョウガと大葉の千切りを飾るのも一つ。
オイルサーディンは、オリーブ油に漬けたもの、唐辛子入り、スモークしたものなど、種類も豊富だが、このあけぼのの米油漬けがシンプルで、味付けもオリジナルが可能なのでお薦め。
ベースに大根おろし、トッピングは白髪ねぎに七味唐辛子。柚子七味一味唐辛子でもOK。醤油を少々。
いくつかのバリエーションがあって、イワシの上に自家製の梅干と赤紫蘇をたたいたものを載せて、ミョウガと大葉の千切りを飾るのも一つ。
オイルサーディンは、オリーブ油に漬けたもの、唐辛子入り、スモークしたものなど、種類も豊富だが、このあけぼのの米油漬けがシンプルで、味付けもオリジナルが可能なのでお薦め。
盂蘭盆会
盂蘭盆会の解説はWikipediaに任せて、昨日は義母の新盆ということで、渋滞を避けるために早朝から千葉へ向かう。外環道の開通のおかげで二時間半で目的地に到着。法要は二時過ぎからなので、買い物をしたりで時間を潰す。
場所は満中陰法要の寺の本堂。あのくそ坊主の寺である。本日の法要の予約は約60組。15分刻みで2~3組同時に進行する。お布施は5万から10万円。焼香もなく、慌ただしく法要を終え、お墓に行って線香をあげる。
地方の話しになってしまうが、お盆の期間中、精霊棚を作り、香華、果物、花、食べ物を供え先祖、精霊を迎える。迎え火を焚いた日から送り火の日まで、精霊棚を中心に生活を送り、檀家周りの坊さんが読経を添える。そんな素朴さがどこにもない、つまらない法要だった。仏教は終わりだなぁと思う。人に寄り添うものがない。
場所は満中陰法要の寺の本堂。あのくそ坊主の寺である。本日の法要の予約は約60組。15分刻みで2~3組同時に進行する。お布施は5万から10万円。焼香もなく、慌ただしく法要を終え、お墓に行って線香をあげる。
地方の話しになってしまうが、お盆の期間中、精霊棚を作り、香華、果物、花、食べ物を供え先祖、精霊を迎える。迎え火を焚いた日から送り火の日まで、精霊棚を中心に生活を送り、檀家周りの坊さんが読経を添える。そんな素朴さがどこにもない、つまらない法要だった。仏教は終わりだなぁと思う。人に寄り添うものがない。
2018年8月13日月曜日
トランプ大統領
同じく池上彰の番組で、トランプ大統領の印象を語ったアメリカ人の女性二人。トランプ大統領を『学がない』と切り捨てた。実際に英語では何と言ったのかはわからないが、日本語に訳すとこうなるらしい。
その女性二人がどれほど『学』があるかもわからないが、どうやら『学』がある人(この場合例としてでたのは、ヒラリークリントン)は、もう少し難しい(上品な?)言い回しを英語ではするらしい。
さて、坂本龍馬の初恋の人であった女性の父であったろうか、土佐藩の上士が、坂本龍馬について、『あいつは学がないからだめだ』と評している文章が残っているように思うのだが、なかなか見つからない。もう一つ、陸軍少将桐野利秋、通称半次郎(人切り半次郎と呼ばれた)中村半次郎。『わしに学があったら、天下を取っちょる』というようなことを言ったらしいのだが、詳細は不明。『学』とは何に必要で、何に役にたつものなのだろうか。
『学がない』と二人の女性に切り捨てられたトランプ大統領は、選挙公約を粛々と進めている。『学』があり、松下政経塾卒なる秀才を中心とした旧民主党は、ついに一つの主要な公約も達成することなく、嘘つき集団となって別な政党に散らばっている。学とは何なのだろうかとつくづく考えさせられた。
その女性二人がどれほど『学』があるかもわからないが、どうやら『学』がある人(この場合例としてでたのは、ヒラリークリントン)は、もう少し難しい(上品な?)言い回しを英語ではするらしい。
さて、坂本龍馬の初恋の人であった女性の父であったろうか、土佐藩の上士が、坂本龍馬について、『あいつは学がないからだめだ』と評している文章が残っているように思うのだが、なかなか見つからない。もう一つ、陸軍少将桐野利秋、通称半次郎(人切り半次郎と呼ばれた)中村半次郎。『わしに学があったら、天下を取っちょる』というようなことを言ったらしいのだが、詳細は不明。『学』とは何に必要で、何に役にたつものなのだろうか。
『学がない』と二人の女性に切り捨てられたトランプ大統領は、選挙公約を粛々と進めている。『学』があり、松下政経塾卒なる秀才を中心とした旧民主党は、ついに一つの主要な公約も達成することなく、嘘つき集団となって別な政党に散らばっている。学とは何なのだろうかとつくづく考えさせられた。
2018年8月11日土曜日
トランプ・プーチン・習近平
池上彰の番組を見ていて、超大国のトップの生い立ちを以前よりは詳しく知ることができた。しかしトランプ大統領は群を抜いて華やかで明るく、思わず笑ってしまう。この笑いは好意的なもので、プーチン大統領が上半身裸で乗馬をしていたり、習近平国家主席が何かをしているのを見て浮かぶ、一種独特な不安感を込めた笑いとは違う。
トランプ大統領は他の二人と決定的に違うのは、生まれながらに金持ちであったこと。陶芸に例えるのも変かも知れないが、茶碗を作るのに、トランプの場合は陶土、機材、場所、先生までもついていて、他の二人は陶土探しから始まって、機材を調達し、場所を探し、下手をすると独学で茶碗を仕上げてきたような感じがする。
池上彰がどれほど平等に三人を扱っても、トランプ以外の二人から感じる冷酷さというのか、顔は笑っていても目が笑っていないという不気味さと、底の深さを感じる。秋田犬とじゃれているプーチン大統領と、国民的歌手を射止めた時の習近平の映像は、そんな中で唯一の救いだったように思える。
トランプはすきだなぁ・・・あこがれるし、うらやましい。プーチンはピリピリした剣豪のようで、ある程度の距離を保たないとズバッと切られそうな気がする。付き合う時は鎖帷子が欲しい。習近平は苦労人らしく、その苦労をした場所が観光名所になるほどの苦労人らしいが、苦労を売り物にしているってのは粋じゃない。まぁ本人が望んでそうしているのかどうかはわからないが。ただ、韓国の大統領と我が国の首相を迎えて、韓国の女性大統領にはニコニコして、我が国の男性首相には憮然とした顔で握手したのを見た時のことは忘れない。単に女性好きということならまだ許せるが、どうやらあれは国民向けのパフォーマンスでもあり 、日本に対する無礼な振る舞いであったと思っている。
さて、焼肉のたれ4種類のセット。これは大統領セットという(笑)甘口、辛口 etc. 色々な味付けを楽しむのもいい。
トランプ大統領は他の二人と決定的に違うのは、生まれながらに金持ちであったこと。陶芸に例えるのも変かも知れないが、茶碗を作るのに、トランプの場合は陶土、機材、場所、先生までもついていて、他の二人は陶土探しから始まって、機材を調達し、場所を探し、下手をすると独学で茶碗を仕上げてきたような感じがする。
池上彰がどれほど平等に三人を扱っても、トランプ以外の二人から感じる冷酷さというのか、顔は笑っていても目が笑っていないという不気味さと、底の深さを感じる。秋田犬とじゃれているプーチン大統領と、国民的歌手を射止めた時の習近平の映像は、そんな中で唯一の救いだったように思える。
トランプはすきだなぁ・・・あこがれるし、うらやましい。プーチンはピリピリした剣豪のようで、ある程度の距離を保たないとズバッと切られそうな気がする。付き合う時は鎖帷子が欲しい。習近平は苦労人らしく、その苦労をした場所が観光名所になるほどの苦労人らしいが、苦労を売り物にしているってのは粋じゃない。まぁ本人が望んでそうしているのかどうかはわからないが。ただ、韓国の大統領と我が国の首相を迎えて、韓国の女性大統領にはニコニコして、我が国の男性首相には憮然とした顔で握手したのを見た時のことは忘れない。単に女性好きということならまだ許せるが、どうやらあれは国民向けのパフォーマンスでもあり 、日本に対する無礼な振る舞いであったと思っている。
さて、焼肉のたれ4種類のセット。これは大統領セットという(笑)甘口、辛口 etc. 色々な味付けを楽しむのもいい。
2018年8月10日金曜日
ドクターヘリ出動
この炎天下、二人の男が新築なった前橋日本赤十字病院に搬送された。救急隊員の的確な判断によってドクターヘリの要請があり、さらに倒れた現場で心臓マッサージなどの応急処置がなされたこともあって、二人とも一命を取り留めた。
さて、このドクターヘリの料金というのはどうなっているのだろう・・・と調べてみると、機体は一機4~5億円で、医者の出動費が一回10数万円、看護婦さんは書いてなかった・・・。患者の負担がいくらなのかはついにわからず仕舞で、どうやら無料らしいというところに行き着く。山岳救助では2000万円以上の民間ヘリの請求があったらしいが、リンクのアドレスをクリックしないまま未確認。
無料ということで、登山で疲れたからと言ってドクターヘリを呼ぶという猛者も最近の中高年ではあるらしい。当然救急車と同じで有料化の話も出ているようだ。バカらしくてこれ以上の検索は中止した。
冒頭の二人はゴルフ場で倒れたのだが、一人は日頃から不整脈があったらしく、いずれにしろあれほど日中の高温注意報が出ている中での自殺行為のようなゴルフは迷惑この上ない。まぁとにかく平和である。平和なこの日本で、死の淵をみた経験をこの二人には大事にしてほしいと思う。
ちなみに、観光ヘリコプターで限定4名の東京遊覧飛行は、往復4万円だそうだ。
さて、このドクターヘリの料金というのはどうなっているのだろう・・・と調べてみると、機体は一機4~5億円で、医者の出動費が一回10数万円、看護婦さんは書いてなかった・・・。患者の負担がいくらなのかはついにわからず仕舞で、どうやら無料らしいというところに行き着く。山岳救助では2000万円以上の民間ヘリの請求があったらしいが、リンクのアドレスをクリックしないまま未確認。
無料ということで、登山で疲れたからと言ってドクターヘリを呼ぶという猛者も最近の中高年ではあるらしい。当然救急車と同じで有料化の話も出ているようだ。バカらしくてこれ以上の検索は中止した。
冒頭の二人はゴルフ場で倒れたのだが、一人は日頃から不整脈があったらしく、いずれにしろあれほど日中の高温注意報が出ている中での自殺行為のようなゴルフは迷惑この上ない。まぁとにかく平和である。平和なこの日本で、死の淵をみた経験をこの二人には大事にしてほしいと思う。
ちなみに、観光ヘリコプターで限定4名の東京遊覧飛行は、往復4万円だそうだ。
お客様は神様か
この言葉は三波春夫が言った言葉で、実は本人の意図とは別な使われ方をしていると何かの本で読んだことがある。その三波春夫は、『この言葉を盾に悪態をつく客は、様をつけて呼んでもらえるような人たちではない(Wikipedia)』とまで言っている。
実は夜の街でこの言葉を盾に傍若無人に振る舞う人たちには、ある共通した要素がある。威張る(I)そしてせこい(S)。イスラム国をISというが、夜の街のISもさほどにひどいものがある。
なぜ威張るのか、どういう人が威張るのかを観察してみれば、学歴や社会的な地位は関係ないことがわかってくる。弁護士、医者、役人、国会議員、資産家、会社の社長役員と呼ばれる人々の中でも知性の低い、危機感の足りない、要はバカな人間がよく威張る。
こんな言葉がある。『威張られても、立場の違いが我慢を強いる。言葉を返せぬ無念、人前で恥をかかされた恨み、それらは脳裏を離れることなく忘れることはない』人の恨みと言うものは恐ろしいと思えば、余程に万全な策を講じるか謙虚に生きるしかない。
実は夜の街でこの言葉を盾に傍若無人に振る舞う人たちには、ある共通した要素がある。威張る(I)そしてせこい(S)。イスラム国をISというが、夜の街のISもさほどにひどいものがある。
なぜ威張るのか、どういう人が威張るのかを観察してみれば、学歴や社会的な地位は関係ないことがわかってくる。弁護士、医者、役人、国会議員、資産家、会社の社長役員と呼ばれる人々の中でも知性の低い、危機感の足りない、要はバカな人間がよく威張る。
こんな言葉がある。『威張られても、立場の違いが我慢を強いる。言葉を返せぬ無念、人前で恥をかかされた恨み、それらは脳裏を離れることなく忘れることはない』人の恨みと言うものは恐ろしいと思えば、余程に万全な策を講じるか謙虚に生きるしかない。
2018年8月6日月曜日
JFK
1963年11月23日(日本時間)、テキサス州ダラスで暗殺されたジョン・F・ケネディ大統領の悲報は、初めての日米間衛星放送で伝えられた。
この映画JFKは、クレイ・ショー裁判のギャリソン検事を描いた秀作。ケネディ大統領暗殺を、CIAなどが仕組んだクーデターであると弾劾するものだが、結果としてギャリソン検事は敗訴する。
暇つぶしのつもりで見ていたのだが、ギャリソン検事の最終弁論は迫力がある。暗殺事件に限らず、真実を隠す側を強烈に批判する姿は、日本の国会の委員会でもこれくらいの迫力が欲しいものだと思う。確かに真実は権力にとって脅威だ。だからと言って真実を隠蔽する姿は、暑い夏のフラストレーションをさらに 高めるものとなる。
この映画JFKは、クレイ・ショー裁判のギャリソン検事を描いた秀作。ケネディ大統領暗殺を、CIAなどが仕組んだクーデターであると弾劾するものだが、結果としてギャリソン検事は敗訴する。
暇つぶしのつもりで見ていたのだが、ギャリソン検事の最終弁論は迫力がある。暗殺事件に限らず、真実を隠す側を強烈に批判する姿は、日本の国会の委員会でもこれくらいの迫力が欲しいものだと思う。確かに真実は権力にとって脅威だ。だからと言って真実を隠蔽する姿は、暑い夏のフラストレーションをさらに 高めるものとなる。
2018年7月26日木曜日
スズメバチ
油断していたら、久しぶりにスズメバチに刺された。ちょうどヤブガラシの花を訪れていたところらしく一匹だけ。手袋の上から刺されたためか、針も残らなかったので、冷水で絞るように洗って応急手当。黄色スズメバチにしては小柄かなとは思ったが、逃げられてしまった。
腫れはすくないのだが、一応ステロイド系の塗り薬を塗って、少々のかゆみはがまんすることに。しかし一瞬アナフィラキシーショックのことが頭をよぎって、ひやりとはした。来週また現地へ行く予定もあるので、次回に備えて万全の体制を構築中。
確かに危険な昆虫ではあっても、自然の中で共存できるのが一番で、近づけない、近寄らないという原則でという考えは変わらない。
腫れはすくないのだが、一応ステロイド系の塗り薬を塗って、少々のかゆみはがまんすることに。しかし一瞬アナフィラキシーショックのことが頭をよぎって、ひやりとはした。来週また現地へ行く予定もあるので、次回に備えて万全の体制を構築中。
確かに危険な昆虫ではあっても、自然の中で共存できるのが一番で、近づけない、近寄らないという原則でという考えは変わらない。
白河ラーメン 賀乃屋
埼玉県上尾市にある、白河ラーメンのお店。NHKで紹介された白河ラーメン
『とら食堂』で修業したという店主。ただし、何年修業したのかはわからない。
口コミ評価は高いのだが、少々コクがないように感じたのは自分だけだろうか。同じ埼玉県の菖蒲町にある、大輝の方が知名度は大きくはないがおいしく感じる。
期待が大きかっただけかも知れないが、秋になったら本家本元の『とら食堂』へ出かけて、帰りは宇都宮の餃子。一泊のラーメンと餃子の旅へ。
『とら食堂』で修業したという店主。ただし、何年修業したのかはわからない。
口コミ評価は高いのだが、少々コクがないように感じたのは自分だけだろうか。同じ埼玉県の菖蒲町にある、大輝の方が知名度は大きくはないがおいしく感じる。
期待が大きかっただけかも知れないが、秋になったら本家本元の『とら食堂』へ出かけて、帰りは宇都宮の餃子。一泊のラーメンと餃子の旅へ。
2018年7月21日土曜日
カジノ 博打の考え方
アメリカ、ネバダ州ラスヴェガス。なんだかんだと言いながら3度も訪れて、少しはいい思いもしながら、しょぼしょぼと帰ってくる。悪いことにあの町は、楽しみに溢れているから始末が悪い。
朝のうち、連れの社長さんも私も結構儲かっていて、二人の収支はプラス3万ドル以上。『お~い、夕食に寿司屋を予約しておけ』と言われてコンシェルジュにとことこ歩いて行って、レストランの資料をもらってまたカジノへ戻る。
二人の夕食のメニューは、ビール、味噌ラーメンに餃子、野菜炒めetc. 疲れ果てて眠りにつき 、夜中に起きだすと、レストランでコーヒーを飲み、またカジノ。勝てるわけがない。
伊集院静が言うには、『ばくち打ちは、自分のことしか考えない』そうで、ばくち打ちになることは、親不孝そのものであって、まっとうな人間のすることではないらしい。
ところが世の中、そうはいかない。就職も結婚も全てが博打同然。株式市場もまた然り。若いうちから、いや、幼児期から博打の勘を磨いておかないと、とんでもないババを引いてしまうことになる。このババ、ジョーカーと言うと少しあか抜けて、ババ抜きでなければマルチユースのカードともなり得て、必ずしも不幸なカードではない。しかし、人生において、そんなカードを掴むことはまずあり得ない。
さて博打の勝ち方にも、負け方にも、潔さと奇麗さがある。たとえ場末のチンチロリンでさえ、奇麗な勝ち方と汚い勝ち方、また同じように負け方もある。まぁそんなことはどうでも良くて、一つ、日本証券業協会のホームページから、株式相場格言集と言うのを探し出してみると面白い。明日から博打うちの心構えが変わるかも知れない。
朝のうち、連れの社長さんも私も結構儲かっていて、二人の収支はプラス3万ドル以上。『お~い、夕食に寿司屋を予約しておけ』と言われてコンシェルジュにとことこ歩いて行って、レストランの資料をもらってまたカジノへ戻る。
二人の夕食のメニューは、ビール、味噌ラーメンに餃子、野菜炒めetc. 疲れ果てて眠りにつき 、夜中に起きだすと、レストランでコーヒーを飲み、またカジノ。勝てるわけがない。
伊集院静が言うには、『ばくち打ちは、自分のことしか考えない』そうで、ばくち打ちになることは、親不孝そのものであって、まっとうな人間のすることではないらしい。
ところが世の中、そうはいかない。就職も結婚も全てが博打同然。株式市場もまた然り。若いうちから、いや、幼児期から博打の勘を磨いておかないと、とんでもないババを引いてしまうことになる。このババ、ジョーカーと言うと少しあか抜けて、ババ抜きでなければマルチユースのカードともなり得て、必ずしも不幸なカードではない。しかし、人生において、そんなカードを掴むことはまずあり得ない。
さて博打の勝ち方にも、負け方にも、潔さと奇麗さがある。たとえ場末のチンチロリンでさえ、奇麗な勝ち方と汚い勝ち方、また同じように負け方もある。まぁそんなことはどうでも良くて、一つ、日本証券業協会のホームページから、株式相場格言集と言うのを探し出してみると面白い。明日から博打うちの心構えが変わるかも知れない。
2018年7月20日金曜日
ゴーヤのフライとサラダ
苦瓜、なんでこんなものが美味しく感じられるのかと思うくらいに美味しい。
醤油、塩、抹茶塩、フライには必ずソースという人にも耐えられる味。春の王者をタラの芽とすれば、夏はゴーヤのフライが最高だろう。
サラダは、レタス、ピーマン、ミニトマト、パプリカ、大葉、玉ねぎ、パストラミ、白ごま、ちりめんじゃこ。マヨネーズにドレッシングでもいいのだが、味ポンを少しだけでも。
舌の構造は、先端で甘みを、酸味、辛味、苦みと奥の方に行くにしたがって難しい味を感じるようになっているらしく、確かに苦みを美味しいと感じられるようになったのはある程度の年齢に達してからだと思う。
味覚は鍛えられるものらしく、鍛える時には錯覚も大事な要素となるらしい。しかし鍛えると思って食事をとることは苦痛を伴うだけで、ただその食事を楽しむという単純な姿勢で良いと思う。食事を楽しむ ということは、何と平和で豊かであることか。
醤油、塩、抹茶塩、フライには必ずソースという人にも耐えられる味。春の王者をタラの芽とすれば、夏はゴーヤのフライが最高だろう。
サラダは、レタス、ピーマン、ミニトマト、パプリカ、大葉、玉ねぎ、パストラミ、白ごま、ちりめんじゃこ。マヨネーズにドレッシングでもいいのだが、味ポンを少しだけでも。
舌の構造は、先端で甘みを、酸味、辛味、苦みと奥の方に行くにしたがって難しい味を感じるようになっているらしく、確かに苦みを美味しいと感じられるようになったのはある程度の年齢に達してからだと思う。
味覚は鍛えられるものらしく、鍛える時には錯覚も大事な要素となるらしい。しかし鍛えると思って食事をとることは苦痛を伴うだけで、ただその食事を楽しむという単純な姿勢で良いと思う。食事を楽しむ ということは、何と平和で豊かであることか。
2018年7月18日水曜日
民度
白昼、市内のスーパーマーケットに刃物を持った男が押し入り、店員二人にケガを負わせた。年齢は60~70歳。包丁二本を持っていて、脅しのつもりと言われても、殺意がなかったとは言わせたくない状況だろう。以前、万引きの疑いで拘束されたことがあって、その際の恨みが動機だと聞いたが、詳細は明らかになっていない。
事件の2~3日後、このスーパーの社員から話を聞く機会があって、『民度』という言葉がでたのでこの言葉を調べることになった。どうやら明確な定義はないらしく、事件や行事、ニュースなどで公開される人々の行動を、それぞれの価値観で感じるようなものらしい。どこを捉えて評価するかは、よほど広い視野と豊富で正確な情報を公平な目で見ない限り正確とは言えないと思うのだが。
さて、このスーパーの社員が言うには、店舗によって状況は異なるが、価格が他のスーパーよりも低めであるということで、生活レベルと民度の低い客が多く、クレームと怒鳴り声、それによる騒ぎは日常茶飯事だとか。
社員にすれば被害者的な発想になるのはやむを得ないとは思うが、顧客側の意見はまた違うものがあって、あのスーパーの店員の対応はとにかく悪いこともあるらしい。まぁあれもこれも立場が違えばそうなるか程度のもので、売る方も買う方も、最低限のマナーという、これさえ定義がはっきりしないものを守っていないために起きる齟齬ではないだろうか。それを民度の低さというのか。ただ社員の感じ方は、貧しさを民度の低さと言ったようにも思えたのだが。
サッカーのワールドカップで優勝したフランスでは、歓喜した群衆が、シャンゼリゼで暴徒化して略奪に走ったという。歓喜して暴徒と化するかどうかは別として、これをしてフランス国民の民度の低さと言ったらどうなるか。同じワールドカップの観客で、政治的横断幕を出して場違いな主張をした国の民度はどうか。つらつらと考えてはみるものの、社交的な奥様のおかげで高級官僚が退職したり、空転する国会を擁する首相を持った国民の民度の低さも相当なものだ。
事件の2~3日後、このスーパーの社員から話を聞く機会があって、『民度』という言葉がでたのでこの言葉を調べることになった。どうやら明確な定義はないらしく、事件や行事、ニュースなどで公開される人々の行動を、それぞれの価値観で感じるようなものらしい。どこを捉えて評価するかは、よほど広い視野と豊富で正確な情報を公平な目で見ない限り正確とは言えないと思うのだが。
さて、このスーパーの社員が言うには、店舗によって状況は異なるが、価格が他のスーパーよりも低めであるということで、生活レベルと民度の低い客が多く、クレームと怒鳴り声、それによる騒ぎは日常茶飯事だとか。
社員にすれば被害者的な発想になるのはやむを得ないとは思うが、顧客側の意見はまた違うものがあって、あのスーパーの店員の対応はとにかく悪いこともあるらしい。まぁあれもこれも立場が違えばそうなるか程度のもので、売る方も買う方も、最低限のマナーという、これさえ定義がはっきりしないものを守っていないために起きる齟齬ではないだろうか。それを民度の低さというのか。ただ社員の感じ方は、貧しさを民度の低さと言ったようにも思えたのだが。
サッカーのワールドカップで優勝したフランスでは、歓喜した群衆が、シャンゼリゼで暴徒化して略奪に走ったという。歓喜して暴徒と化するかどうかは別として、これをしてフランス国民の民度の低さと言ったらどうなるか。同じワールドカップの観客で、政治的横断幕を出して場違いな主張をした国の民度はどうか。つらつらと考えてはみるものの、社交的な奥様のおかげで高級官僚が退職したり、空転する国会を擁する首相を持った国民の民度の低さも相当なものだ。
お笑いはいらない
NHKの『人体』という番組、やはりタモリの出演で品が下がったと思う。サングラスの下からニタニタと笑っているキャラクターがなぜこの番組に必要なのかと思うのだが、難しい番組を親しみやすいようにという配慮なのかどうかは知らないが、目障りでならない。同じ形は同じ放送局の違う番組でも採用されていて、この男の必要性のわからない番組になっている。
地上波をサーチすると、芸能人が集まって手をたたいて笑っている番組はどの局でもやっている。バラエティーとはよく言ったもので、国会議員になって、『新幹線のグリーン車にタダで乗れる』と喜んでいたような愚物が世相を評論したり、粉飾決算等で株式市場を混乱させた元受刑者が堂々と自前の意見を披露している。
『今のテレビは、誰をも満足させようという不可能な希望を持ちすぎるために、誰をも満足させない結果になっている』これは、昭和36年に司馬遼太郎が書いた文章である。そして『製作の濃度を濃縮すれば、きっとテレビは面白くなる』と言っている。繰り返すが、昭和36年、1961年のことである。未だにテレビはそんな不可能な希望を持ち続けているらしい。
地上波をサーチすると、芸能人が集まって手をたたいて笑っている番組はどの局でもやっている。バラエティーとはよく言ったもので、国会議員になって、『新幹線のグリーン車にタダで乗れる』と喜んでいたような愚物が世相を評論したり、粉飾決算等で株式市場を混乱させた元受刑者が堂々と自前の意見を披露している。
『今のテレビは、誰をも満足させようという不可能な希望を持ちすぎるために、誰をも満足させない結果になっている』これは、昭和36年に司馬遼太郎が書いた文章である。そして『製作の濃度を濃縮すれば、きっとテレビは面白くなる』と言っている。繰り返すが、昭和36年、1961年のことである。未だにテレビはそんな不可能な希望を持ち続けているらしい。
2018年7月13日金曜日
最高の長寿食
長寿であることが良いことなのかどうかは別として、巻頭を飾るのは『細胞を長生きさせるブドウ、リンゴ』抗酸化物質が、寿命を決める「テロメア」の短縮を遅らせるという表題。そして最後から二番目の表題は、『緑茶がガンを抑制するはホント』。
ただし無農薬であること、とは書いていない。 知人の女性で、ブドウを一粒、リンゴをそのままひとかじりしようものなら、呼吸困難に陥り命に係わる症状を呈する方がいる。アレルギーで著名な女医A氏は、緑茶、果物特にイチゴ、リンゴ、ブドウ、トマト等々ネオニコチノイド系農薬を使う食品によるアレルギー反応に警鐘を鳴らし続けている。
このネオニコチノイド系農薬の影響は、蜂群崩壊症候群(CCD)の原因の一つと言われており、フランスでは大陪審がその使用を禁じているはずだ。果物の身体と人間の寿命に及ぼす良い影響も、農薬によるアレルギーとの共存はあり得ないものなのだが。
ただし無農薬であること、とは書いていない。 知人の女性で、ブドウを一粒、リンゴをそのままひとかじりしようものなら、呼吸困難に陥り命に係わる症状を呈する方がいる。アレルギーで著名な女医A氏は、緑茶、果物特にイチゴ、リンゴ、ブドウ、トマト等々ネオニコチノイド系農薬を使う食品によるアレルギー反応に警鐘を鳴らし続けている。
このネオニコチノイド系農薬の影響は、蜂群崩壊症候群(CCD)の原因の一つと言われており、フランスでは大陪審がその使用を禁じているはずだ。果物の身体と人間の寿命に及ぼす良い影響も、農薬によるアレルギーとの共存はあり得ないものなのだが。
2018年7月12日木曜日
今年の梅干
今年の梅干 約3週間目 |
塩漬けの後、1週間目に紫蘇を入れ、これで3週間目。中心部まで赤い色がついてはいるが、表面は多少色のむらがあるため、あと1週間くらいで天候を見て天日干しをした後にまた梅酢に戻す予定。
塩分20%のものと比べて食べ易く、かと言ってカビの発生リスクも少ないので、これくらいが塩分濃度の限界なのかなぁと思っている。白漬けよりは、やはり赤いものが美味しそう。
日本に住む外国人の大半は納豆、梅干が苦手なようだが、梅干に関してはいきなり1個を口に入れるような無謀なことさえしなければ、夏の暑さ対策としても見直すことが出来そうな気がする。ついでだから、『酸っぱいは成功の基』などと教えておく。
2018年7月11日水曜日
丸亀製麺 昼食を食べながら
埼玉県の昼過ぎ、気温は35度を上回ると思われる時に、熱いかけうどんにネギをたっぷりと入れて、天ぷらを二品。七味唐辛子をかけて。
食べていた場所が悪かった。カウンターの後ろから厨房の様子が見えて、新入りの従業員、正社員なのかアルバイトなのかはわからないが、30歳前くらいの男性が天ぷらの素材に衣をつけている。この男性は初日ではないかと思えるくらいに手つきが覚束ない。横にこれまた正社員かアルバイトなのかわからないお姉さんが付いて教えている。
『これが終わらないうちは帰れないよ』とこのお姉さん。そのうち他のことを終えてまた戻ってきたお姉さんが、何かの道具のありかを聞いている。悪いことに、その男性のすぐ前にその目的のステンレスのパッドが隠れていた。男性はその道具の呼称さえ知らなかったようだ。目がおよいでいる。私なら一言、『しらねぇよ』ぐらい言いそうな場面なのだが、その男性はじっと衣付けを続けている。確かに手は遅い。
感覚的なものでその場面を推測することは良くないとは思っても、自分の経験がそれを許さない。一か月後にまたこの店を訪れた時に、果たしてこの男性がいるかどうか。また店に入った時から食べ終えて出るまでの間に、行列ができるほどに込み合っていた店内から『いらっしゃいませ』『ありがとうございましたd』という声がほとんど聞こえなかったこと、従業員の顔がコマーシャルのように生き生きとしていなかったこと(あれはコマーシャルと言われればそれまでなのだが)がどうしても気になる。
バブル崩壊後、失われた20年、25年(何が失われたかは主語がないのでわからないが)は、正常な労務管理と、従業員を大事にするという正常な感覚が失われた年月であったと思う。低い賃金と劣悪な労働環境であっても、使ってやっているんだという使用者側の姿勢はこの年月の間に定着して、当たり前のようになっている。これは最前線の従業員が、かつての日本軍の歩兵のように、兵站が枯れて満足な補給の無いまま使い捨てにされていく状況と変わることはない。ただ、この感覚から早く脱出した企業だけが、これからの経営に手ごたえを感じられるような気がするのは私だけだろうか。
さて、丸亀製麺の教える側の女性は、誰に今日は仕事が終わるまで帰さないぞと言える権限を与えられたのか。また働く人たちが、どうしたら生き生きと働けるかを誰が考えているのだろうか。 後味の悪い昼食であったことは間違いない。
食べていた場所が悪かった。カウンターの後ろから厨房の様子が見えて、新入りの従業員、正社員なのかアルバイトなのかはわからないが、30歳前くらいの男性が天ぷらの素材に衣をつけている。この男性は初日ではないかと思えるくらいに手つきが覚束ない。横にこれまた正社員かアルバイトなのかわからないお姉さんが付いて教えている。
『これが終わらないうちは帰れないよ』とこのお姉さん。そのうち他のことを終えてまた戻ってきたお姉さんが、何かの道具のありかを聞いている。悪いことに、その男性のすぐ前にその目的のステンレスのパッドが隠れていた。男性はその道具の呼称さえ知らなかったようだ。目がおよいでいる。私なら一言、『しらねぇよ』ぐらい言いそうな場面なのだが、その男性はじっと衣付けを続けている。確かに手は遅い。
感覚的なものでその場面を推測することは良くないとは思っても、自分の経験がそれを許さない。一か月後にまたこの店を訪れた時に、果たしてこの男性がいるかどうか。また店に入った時から食べ終えて出るまでの間に、行列ができるほどに込み合っていた店内から『いらっしゃいませ』『ありがとうございましたd』という声がほとんど聞こえなかったこと、従業員の顔がコマーシャルのように生き生きとしていなかったこと(あれはコマーシャルと言われればそれまでなのだが)がどうしても気になる。
バブル崩壊後、失われた20年、25年(何が失われたかは主語がないのでわからないが)は、正常な労務管理と、従業員を大事にするという正常な感覚が失われた年月であったと思う。低い賃金と劣悪な労働環境であっても、使ってやっているんだという使用者側の姿勢はこの年月の間に定着して、当たり前のようになっている。これは最前線の従業員が、かつての日本軍の歩兵のように、兵站が枯れて満足な補給の無いまま使い捨てにされていく状況と変わることはない。ただ、この感覚から早く脱出した企業だけが、これからの経営に手ごたえを感じられるような気がするのは私だけだろうか。
さて、丸亀製麺の教える側の女性は、誰に今日は仕事が終わるまで帰さないぞと言える権限を与えられたのか。また働く人たちが、どうしたら生き生きと働けるかを誰が考えているのだろうか。 後味の悪い昼食であったことは間違いない。
2018年7月8日日曜日
藤原氏の正体
百済の義慈王の子・豊璋(章)が中臣鎌足(藤原鎌足)であるというこの説。大化の改新の時に、蘇我入鹿を殺した中大兄皇子(後の天智天皇)とその忠臣中臣鎌足。ところが、入鹿暗殺直後、古人大兄皇子は『韓人、鞍作臣(蘇我入鹿)を殺しつ』と述べている。ただし日本書紀の分注には、『韓政=朝鮮半島をめぐる外交問題』が原因でと記している、らしい。
大化の改新、中大兄皇子、中臣鎌足は歴史の教科書では、悪漢蘇我入鹿を滅ぼし、新しい日本を築いた英雄的なイメージなのだが、その大化の改新自体が従来のイメージとは異なるものであったことを資料を駆使しながら類推してゆく。
歴史を全く違う方へ自分の認識を持ってゆくことは至難の業と言わざるを得ないが、この綿密な考証はなかなか説得力がある。天智天皇はその諡号も魅力的であって、民衆の支持もあったであろうと思っていたのだが、その強烈なまでの百済救援政策は民衆の反発を招き、また近江への遷都も反対論が根強く、民衆が各地で暴徒化したという。さて、豊臣秀吉も藤原氏を猶子として名乗ったのだが・・・
大化の改新、中大兄皇子、中臣鎌足は歴史の教科書では、悪漢蘇我入鹿を滅ぼし、新しい日本を築いた英雄的なイメージなのだが、その大化の改新自体が従来のイメージとは異なるものであったことを資料を駆使しながら類推してゆく。
歴史を全く違う方へ自分の認識を持ってゆくことは至難の業と言わざるを得ないが、この綿密な考証はなかなか説得力がある。天智天皇はその諡号も魅力的であって、民衆の支持もあったであろうと思っていたのだが、その強烈なまでの百済救援政策は民衆の反発を招き、また近江への遷都も反対論が根強く、民衆が各地で暴徒化したという。さて、豊臣秀吉も藤原氏を猶子として名乗ったのだが・・・
2018年7月4日水曜日
満中陰 四十九日の法事で
日曜日、義母の四十九日の法事。脳溢血で倒れた義母は、約7ヵ月の闘病生活の後に他界した。一時はリハビリを行うまでに快復したのだが、その直後に肺炎を併発し徐々に体力を失い、眠るように亡くなった。
さて、その法事の席で、住職の話しというのが噴飯ものであったので、以下にその要点を記す。
この住職、兼任住職とはいえ、一応はこの肉山(裕福な寺をそう呼ぶらしい)の住職。『本来であれば、この戒名の方の回向をするのは私ではなく、私は院号以上の戒名をお持ちの方の導師をする者である』『今回特別に私が導師を務めるのは、今製作中の日蓮聖人の銅像建設に寄付をいただき、日ごろから講にも参加して、お寺の行事などにご参加お手伝いただいていることを鑑み、導師を務めさせて頂いた』『私はハワイにコンドミニアムを所有して、ハワイにはよく行っていた。当初、何人かで持っていたが、会員が減って負担が増えて....ブツブツ.....』『この町は名物もなく、人がなかなか集まることもなくさびれている。裏の山に日蓮聖人の銅像を作れば観光客も増えるだろうと、今寄付を募り、製作も頭部、胸部、胴体と進んでいるが、お金が足りなくて、台座ができない。』
まぁ要点はこんなところだが、明らかにこいつはバブル時代のくそ坊主。年のせいもあるだろうが、日頃の鍛錬の少なさか、声も通らない貧弱な誦経(まぁ随僧がいたのでまだ良かったが)。あんな銅像で観光客が増えるなら、誰も苦労はしない。戒名などというもので死者の位が変わるとか、日蓮さんはそう教えたのか。
この町は門前町として栄えた歴史もあるのだが、どこの地方都市とも同じで人口の減少が進み、町の衰退は火を見るより明らか。何とも後味の悪い法事、というよりも後味の悪い法話(あんなのは法話とは言えない)だった。
さて、その法事の席で、住職の話しというのが噴飯ものであったので、以下にその要点を記す。
この住職、兼任住職とはいえ、一応はこの肉山(裕福な寺をそう呼ぶらしい)の住職。『本来であれば、この戒名の方の回向をするのは私ではなく、私は院号以上の戒名をお持ちの方の導師をする者である』『今回特別に私が導師を務めるのは、今製作中の日蓮聖人の銅像建設に寄付をいただき、日ごろから講にも参加して、お寺の行事などにご参加お手伝いただいていることを鑑み、導師を務めさせて頂いた』『私はハワイにコンドミニアムを所有して、ハワイにはよく行っていた。当初、何人かで持っていたが、会員が減って負担が増えて....ブツブツ.....』『この町は名物もなく、人がなかなか集まることもなくさびれている。裏の山に日蓮聖人の銅像を作れば観光客も増えるだろうと、今寄付を募り、製作も頭部、胸部、胴体と進んでいるが、お金が足りなくて、台座ができない。』
まぁ要点はこんなところだが、明らかにこいつはバブル時代のくそ坊主。年のせいもあるだろうが、日頃の鍛錬の少なさか、声も通らない貧弱な誦経(まぁ随僧がいたのでまだ良かったが)。あんな銅像で観光客が増えるなら、誰も苦労はしない。戒名などというもので死者の位が変わるとか、日蓮さんはそう教えたのか。
この町は門前町として栄えた歴史もあるのだが、どこの地方都市とも同じで人口の減少が進み、町の衰退は火を見るより明らか。何とも後味の悪い法事、というよりも後味の悪い法話(あんなのは法話とは言えない)だった。
2018年6月26日火曜日
小沢一郎自由党代表の発言
かつて自由民主党幹事長の時代、剛腕(豪腕?)小沢と呼ばれたこの人も、いつの間にか離党結党を繰り返すうちにどこの党にいる人かわからなくなってきた。
今回の『国民が悪い』という発言は、強行採決を繰り返す自由民主党の国会運営について語った際に出た言葉で、大多数の議席を支持した選挙結果を『国民の悪事』と言ったに等しい。
前回の衆議院議員選挙の投票率は約5割として、自由民主党の議席が6割以上というほぼ完全勝利。もう一つ、民主党が政権を獲得した時の投票率が約7割弱で、民主党の議席はやはり約6割。この民主党が政権を奪取した総選挙、大勝の原因は自由民主党の失政にもよるが、彼らの掲げた『マニフェスト』による。民主党政権最後の党首野田が、命がけで達成すると言った政権公約だった。
結果、高額所得者の増税や企業増税によって上げる必要はないと言った消費税を上げることになり、高速道路の無料化という公約は無視され、Mr.年金と言われた長妻は何もできず、松下政経塾出身のエリートたちはその無力さをさらけ出した。ついでに高速道路で巨額の収益を上げている当時の道路施設協会は、その名前と所属を変え、いつの間にか財団法人の一部門に隠れ、高速道路で上がる収益と権益は国民に還元される道を閉ざされた。
こんなことをだらだらと書いているうちに、今度は当時の民主党枝野幹事長(今はどこかの党代表)が自由民主党の誰かを『大嘘つき』となじった。こういうのを日本語では厚顔無恥と言うのだろうと思うが、大嘘つきに大嘘つきと言われては、返す言葉に困ったのではないだろうか。
国民が悪いのではない。所詮政治家は国民のレベルを超える存在ではないということだ。中国のことわざに、『良い鉄は釘にならない。良い人は軍人にならない』とあるが、良い人は政治家にもならないのかも知れない。かつての民主党党員は、死ぬまで大嘘つきという十字架を背負い続けなければならない。公約とは、それほどに重いものだということを国民と共に肝に銘じるためにも。
今回の『国民が悪い』という発言は、強行採決を繰り返す自由民主党の国会運営について語った際に出た言葉で、大多数の議席を支持した選挙結果を『国民の悪事』と言ったに等しい。
前回の衆議院議員選挙の投票率は約5割として、自由民主党の議席が6割以上というほぼ完全勝利。もう一つ、民主党が政権を獲得した時の投票率が約7割弱で、民主党の議席はやはり約6割。この民主党が政権を奪取した総選挙、大勝の原因は自由民主党の失政にもよるが、彼らの掲げた『マニフェスト』による。民主党政権最後の党首野田が、命がけで達成すると言った政権公約だった。
結果、高額所得者の増税や企業増税によって上げる必要はないと言った消費税を上げることになり、高速道路の無料化という公約は無視され、Mr.年金と言われた長妻は何もできず、松下政経塾出身のエリートたちはその無力さをさらけ出した。ついでに高速道路で巨額の収益を上げている当時の道路施設協会は、その名前と所属を変え、いつの間にか財団法人の一部門に隠れ、高速道路で上がる収益と権益は国民に還元される道を閉ざされた。
こんなことをだらだらと書いているうちに、今度は当時の民主党枝野幹事長(今はどこかの党代表)が自由民主党の誰かを『大嘘つき』となじった。こういうのを日本語では厚顔無恥と言うのだろうと思うが、大嘘つきに大嘘つきと言われては、返す言葉に困ったのではないだろうか。
国民が悪いのではない。所詮政治家は国民のレベルを超える存在ではないということだ。中国のことわざに、『良い鉄は釘にならない。良い人は軍人にならない』とあるが、良い人は政治家にもならないのかも知れない。かつての民主党党員は、死ぬまで大嘘つきという十字架を背負い続けなければならない。公約とは、それほどに重いものだということを国民と共に肝に銘じるためにも。
2018年6月15日金曜日
伊香保温泉 ベルツ博士
今年のブルーベリー
6月中旬、色付き始めたブルーベリー |
木の楽しみは、毎年季節の移り変わりに花を賞でることにある。果実まで食らおうなどと卑しい心を持つなとは誰が言い始めたことか、武士の庭とはそういうものらしい。ただそれはあくまでも大身の武士の表庭のことであって、裏庭に回れば果樹も野菜畑があっても不思議ではない。
毎年この一本の木に、数は少ないがそれなりに実が付く。実は付くのだが、小鳥との熾烈な戦いが始まる。ふと気付くと、食べごろ寸前の実が奪われる。どうにもくやしいので、今年は最初の実を食べられたことで、対策を練ることにした。ネットを張るとか、糸を張って侵入を防ぐetc. 結局、それじゃ小鳥がかわいそうだということになって、小鳥が一個でもいいから残してくれることを期待する。それでいいのかもしれない。
2018年6月13日水曜日
梅酒を漬ける季節に
青梅がスーパーの店頭に並ぶ頃、毎年のように梅酒を漬けるための準備と、産直の店などをまわって青梅を探す。今年は地元のスーパーで2Kgの青梅を買って、半分をブランデー、半分をウイスキーで漬け込む。
品種は白加賀。箕郷、榛名はほとんどこの品種で、全国的な生産量のわりには人気のある品種とは言えない。残念なことに梅と言えば南高梅というほど、高級な(何が高級なのかは別として)品種が最近はもてはやされている。確かに完熟した南高梅は梅干にした時に皮が薄く、種が小さいためにぽっちゃりとした仕上がりで、赤紫蘇で仕上げた梅漬けは豪華と言えば豪華。
問題は値段なのだが、いつも南高梅は高すぎるように思えてならない。もちろん需給面から言っても、その高級感を伴った人気から言っても、南高梅の値段が白加賀の2~3倍に及ぶのは当然と言えば当然かも知れないのだが・・・・・
品種は白加賀。箕郷、榛名はほとんどこの品種で、全国的な生産量のわりには人気のある品種とは言えない。残念なことに梅と言えば南高梅というほど、高級な(何が高級なのかは別として)品種が最近はもてはやされている。確かに完熟した南高梅は梅干にした時に皮が薄く、種が小さいためにぽっちゃりとした仕上がりで、赤紫蘇で仕上げた梅漬けは豪華と言えば豪華。
問題は値段なのだが、いつも南高梅は高すぎるように思えてならない。もちろん需給面から言っても、その高級感を伴った人気から言っても、南高梅の値段が白加賀の2~3倍に及ぶのは当然と言えば当然かも知れないのだが・・・・・
鳴門秘帖
NHKの時代劇、原作は吉川英治。千絵さんの太い眉はともかく、中村嘉葎雄、見返りお綱やお米さん、いい役者もだが、美人を揃えて百花繚乱とは言わないまでも、まぁ主演の男のもてようは腹が立つやらうらやましいやら。
ストイックであることは、『粋』の重要な要素ではあるのだが、どんなことでも行き過ぎは無粋となる。このドラマ、脚本に問題があるのか、元々原作がそうなのか、とにかくイライラして見ていて、まるで力道山時代のプロレス的構成が気になってしょうがない。
ストイックであることは、『粋』の重要な要素ではあるのだが、どんなことでも行き過ぎは無粋となる。このドラマ、脚本に問題があるのか、元々原作がそうなのか、とにかくイライラして見ていて、まるで力道山時代のプロレス的構成が気になってしょうがない。
2018年6月6日水曜日
伊香保温泉
運動不足の体にショックを与えるために、伊香保温泉の階段街へと向かう。この写真の登り口から伊香保神社までの階段は365段。さらにそこから露天風呂を目指して、橋本ホテルの横のだらだら坂を登っていくと、ベルツ博士の胸像と、温泉の湧出口とラドン発見の碑と露天風呂がある。
6月11日から月末頃まで修理のために休業するらしいので、またリニューアルされた露天風呂に出会えるのは7月になるだろう。
伊香保のお湯は懐かしさも含めて、自分の中では日本一だと思っている。最初に訪れてから40年。イワツバメの時期が新緑の美しさもあって最高だとは思うのだが、露天風呂の湯面に紅葉したモミジが散りかかる時、チラチラと雪が舞い降りる時もいい。いずれにしても、平日の人が少ないときに行かないと、自然の中の静寂と温泉の醍醐味を味わうことは難しい。
この温泉、万葉集にも記載され、歴史は1900年とも言われている。本格的な整備は武田勝頼の時代、将兵の刀創を癒すためにということだが、今の時代、湯治のために滞在するような温泉は数も少なく、東京から高速を使えば日帰りも可能な伊香保では観光地としての性格の方が強いためもあって、温泉本来の効能が身体に作用することもないように思える。
6月11日から月末頃まで修理のために休業するらしいので、またリニューアルされた露天風呂に出会えるのは7月になるだろう。
伊香保のお湯は懐かしさも含めて、自分の中では日本一だと思っている。最初に訪れてから40年。イワツバメの時期が新緑の美しさもあって最高だとは思うのだが、露天風呂の湯面に紅葉したモミジが散りかかる時、チラチラと雪が舞い降りる時もいい。いずれにしても、平日の人が少ないときに行かないと、自然の中の静寂と温泉の醍醐味を味わうことは難しい。
この温泉、万葉集にも記載され、歴史は1900年とも言われている。本格的な整備は武田勝頼の時代、将兵の刀創を癒すためにということだが、今の時代、湯治のために滞在するような温泉は数も少なく、東京から高速を使えば日帰りも可能な伊香保では観光地としての性格の方が強いためもあって、温泉本来の効能が身体に作用することもないように思える。
2018年6月1日金曜日
今年もやってきた
前橋刑務所の堀に、今年も鴨がやってきた。チビ鴨は9匹。時折虫でも追いかけるのか、チビ鴨が群れを離れると、母鴨がじっとその方を見つめ、また群れに戻ると安心したように泳ぎ始める。
千葉の親戚に、アイガモ(アヒルとマガモの交配種)農法で米を生産している農家があって、毎年その米を食べる。水戸の鯉渕学園でも同じようにアイガモ農法が行われていて、日本農業実践学園時代に訪問したことがある。一年間、田んぼの雑草や虫を取り続けた鴨たちは、最後は食べられてしまう運命にあるのだが、その解体も生徒たちのカリキュラムにある。
江戸時代は米が経済の根幹にあって、今でも豊かな田園を抱える場所は豊かさを感じさせ、その豊かさが独特の価値観を生むものだと思っている。鴨の親子を見ながら、豊かさとは何だろうかと考えるより、ネギをたっぷりと入れた鴨鍋のことを考えている方が幸せな気がする。
千葉の親戚に、アイガモ(アヒルとマガモの交配種)農法で米を生産している農家があって、毎年その米を食べる。水戸の鯉渕学園でも同じようにアイガモ農法が行われていて、日本農業実践学園時代に訪問したことがある。一年間、田んぼの雑草や虫を取り続けた鴨たちは、最後は食べられてしまう運命にあるのだが、その解体も生徒たちのカリキュラムにある。
江戸時代は米が経済の根幹にあって、今でも豊かな田園を抱える場所は豊かさを感じさせ、その豊かさが独特の価値観を生むものだと思っている。鴨の親子を見ながら、豊かさとは何だろうかと考えるより、ネギをたっぷりと入れた鴨鍋のことを考えている方が幸せな気がする。
2018年5月31日木曜日
二つの酒宴
一つ目は、没後10年、いま甦る池宮彰一郎という帯のついた角川文庫の中から、『四十七人の刺客』の中に描かれた酒宴。作者の池宮彰一郎は、司馬遼太郎作品との類似性や盗作問題で姿を消した作家で、一時期その作品も店頭から消えたものの、再び入手可能となった。生意気な読後感想だとは思うが、文章に独特な品格があり、その中で淡々と描かれる大石内蔵助の実像はこれだろうと思わせるほどに新鮮である。
さて、その酒宴、場所は赤穂藩の町屋。時の藩主は浅野内匠頭長直。忠臣蔵で有名な内匠頭長矩の祖父にあたる。国替えの後、幕府が課した城構,架橋を終え塩田の開発と新田開発。労役は長く続いたが、長直が中風で倒れるまでの治世で、その成果は赤穂浅野は小身だが裕福であると他藩が羨むほどに上がった。
藩主長直が逝去した時に、大石内蔵助はまだ14歳。名君の死に、藩は挙げて哀悼の極みにあった。少年であった大石内蔵助は、毎夜回向の読経に暗く沈む我が家に耐えかねて、一夜、喪中の城下町を歩き回った。町屋の5軒、10軒おきに火影が洩れ、人のざわめく気配があった。
なんの事はない、人々は藩主の死を喜んでいたのだ。赤飯を食い、持ち寄った煮しめや酒肴が並んでいた。これで苛斂誅求もおさまるであろう、めでたい。どの町屋も一緒で塩浜の祝いは特に派手であった。国(藩)百年の大計は、侍と庶民の思考の落差を生んだ。
もう一つの酒宴は現代の日本で、小説でも何でもない。民主党政権が崩壊する前夜、マニフェストにもない消費税値上げの採決があって、5%から8%に消費税のアップが決まった夜、財務省の役人たちが酒宴を開いた。あまり派手にならないようにという通達も出たらしい。思考の落差というよりも、立場の違いがその酒宴に対してそれぞれと思うこともある。燕雀安くんぞ鴻鵠の志を知らんやとは言うものの、それが本物の鴻鵠であろうかと思われることがある。
さて、その酒宴、場所は赤穂藩の町屋。時の藩主は浅野内匠頭長直。忠臣蔵で有名な内匠頭長矩の祖父にあたる。国替えの後、幕府が課した城構,架橋を終え塩田の開発と新田開発。労役は長く続いたが、長直が中風で倒れるまでの治世で、その成果は赤穂浅野は小身だが裕福であると他藩が羨むほどに上がった。
藩主長直が逝去した時に、大石内蔵助はまだ14歳。名君の死に、藩は挙げて哀悼の極みにあった。少年であった大石内蔵助は、毎夜回向の読経に暗く沈む我が家に耐えかねて、一夜、喪中の城下町を歩き回った。町屋の5軒、10軒おきに火影が洩れ、人のざわめく気配があった。
なんの事はない、人々は藩主の死を喜んでいたのだ。赤飯を食い、持ち寄った煮しめや酒肴が並んでいた。これで苛斂誅求もおさまるであろう、めでたい。どの町屋も一緒で塩浜の祝いは特に派手であった。国(藩)百年の大計は、侍と庶民の思考の落差を生んだ。
もう一つの酒宴は現代の日本で、小説でも何でもない。民主党政権が崩壊する前夜、マニフェストにもない消費税値上げの採決があって、5%から8%に消費税のアップが決まった夜、財務省の役人たちが酒宴を開いた。あまり派手にならないようにという通達も出たらしい。思考の落差というよりも、立場の違いがその酒宴に対してそれぞれと思うこともある。燕雀安くんぞ鴻鵠の志を知らんやとは言うものの、それが本物の鴻鵠であろうかと思われることがある。
2018年5月16日水曜日
2018年5月9日水曜日
粋と無粋と野暮(2)
TVニュースを見ていると、麻生財務大臣の帽子姿が気になる。本人はおしゃれのつもりかも知れないが、どうにもその場にそぐわない。野暮ったいと言うのか、品がないというわけでもないのだが。欧米のニュースか何かで、ジャパニーズマフィアのボスとか言われたり、まぁ猿真似的に評価されたこともあったように思う。
本人はどこかで『俺は育ちが悪い』と言っているらしいが、確かにどこから見ても悪相という表現がぴったりで、あの悪相はどこからくるものかとその経歴や家族、親族、を見ると、藤原鎌足まで遡れるのではないかという麻生家の筋目の華麗さと、幼少期からの経歴に驚かされる。政治屋として生きることで、その悪習と悪癖があの悪相を形作っているようにも思え、評論家にでもなって、一度悪相を生む世界を俯瞰してみることで本来の筋目の良さが蘇るかも知れない。
まぁどうにもこうにも悪ぶってみても粋がってみても、野暮は野暮。先生方の好きな表現を借りれば、粛々とその職責を果たすことに全力を傾けた方が、粋とは言われないにしても、野暮だという人はいないと思うのだが・・・・・粛々という言葉には、傍若無人という意味はないということを蛇足として付け加えたい。
本人はどこかで『俺は育ちが悪い』と言っているらしいが、確かにどこから見ても悪相という表現がぴったりで、あの悪相はどこからくるものかとその経歴や家族、親族、を見ると、藤原鎌足まで遡れるのではないかという麻生家の筋目の華麗さと、幼少期からの経歴に驚かされる。政治屋として生きることで、その悪習と悪癖があの悪相を形作っているようにも思え、評論家にでもなって、一度悪相を生む世界を俯瞰してみることで本来の筋目の良さが蘇るかも知れない。
まぁどうにもこうにも悪ぶってみても粋がってみても、野暮は野暮。先生方の好きな表現を借りれば、粛々とその職責を果たすことに全力を傾けた方が、粋とは言われないにしても、野暮だという人はいないと思うのだが・・・・・粛々という言葉には、傍若無人という意味はないということを蛇足として付け加えたい。
2018年5月5日土曜日
粋と無粋と野暮(1)
難しい定義なのだが、粋(いき)とは、『運命によって諦めを得た媚態が、意気地の自由に生きるのがいきである』・・・・・意味がわからん。この言葉の定義は何と無粋であるのか。粋はあくまでも粋であって、感じるものであって、定義づけに意味はない、と思う。
江戸時代、吉原は粋を競い、野暮は嫌われた。何を売春屈がその存在と、ありようを語ることが出来るものかというのが当然の主張なのだが、その売春屈の存在が、文化や当時のファッションに与えた影響は大きく、隠された悲劇よりもことさらに文化の昇華に光を当てることは正しくはないとしても、粋と野暮の境界線を探る方法論の一つとして見逃すことは出来ない。そして吉原を題材とした時代小説の中で粋と野暮の境界を伺い見ることも手段としては興味深いものがある。
粋と野暮の境目はどこにあるのか。その答えのカギは、見栄と張りとストイックであること。一つ間違えると、滑稽の域に達するという悲劇が陥穽として存在することも忘れてはならない。
江戸時代、吉原は粋を競い、野暮は嫌われた。何を売春屈がその存在と、ありようを語ることが出来るものかというのが当然の主張なのだが、その売春屈の存在が、文化や当時のファッションに与えた影響は大きく、隠された悲劇よりもことさらに文化の昇華に光を当てることは正しくはないとしても、粋と野暮の境界線を探る方法論の一つとして見逃すことは出来ない。そして吉原を題材とした時代小説の中で粋と野暮の境界を伺い見ることも手段としては興味深いものがある。
粋と野暮の境目はどこにあるのか。その答えのカギは、見栄と張りとストイックであること。一つ間違えると、滑稽の域に達するという悲劇が陥穽として存在することも忘れてはならない。
2018年5月1日火曜日
今年も、『沈黙の春』
ニセアカシア |
この公園には、河津桜、いろはモミジ、西洋紫陽花、ソメイヨシノ、人間・・・外来種は一杯あるのにこの花だけを特別に注意を払わなければならない危険性とは何なんだろうか。Wikipediaによれば、繁殖力が旺盛で本来の植生を乱すということらしいのだが、その本来の植生とは何を指すのだろうか。この公園にはソメイヨシノの大木が100本近く植わっているが、これが本来の植生ではないだろうし、河津桜もであろう。
さて、そのソメイヨシノやニセアカシアの花を見ていて、毎年不安になることがもう一つ。ミツバチがいない。そう言えば、最近は蚊も少なくなってきているように感じられるし、蝿もいない。ニセアカシアの咲き乱れる公園に季節が巡ってきても、蝶やバッタの姿を見ることが少なくなってきた。どこからやってきたのか、カワウを見ることはあっても、スズメやムクドリ、シジュウカラなどの小鳥も見なくなってきた。
2018年4月30日月曜日
きんとうん 酸辣湯麵
きんとうん 酸辣湯麵 |
一番人気は担々麺なのだが、知人の勧めに従って今日のところは酸辣湯麵。
きれいな店舗で、調理をするご主人はフレンチレストランのシェフのような雰囲気。変なタオルを頭に巻いているような野暮な姿ではないところが好感を持てる。
まぁこうなると、当然のようにラーメンは美味しい。酸味と辛味のバランスも良く、盛り付けも器もOK。麺は九州の豚骨に合うような細麺。この次は、油淋鶏に担々麺、叉焼面をと思いながら、帰り道にミニストップのソフトクリームで仕上げ。
ランチ 11:30~14:30 ディナー 17:30~21:30 水曜定休
2018年4月25日水曜日
あしかがフラワーパークの大藤
2018年4月18日水曜日
食彩酒房 びいの 茂原
義母のお見舞いで千葉県茂原へ。義弟夫婦と一緒に『食彩酒房 びいの』で夕食。ピザを2種類、辛バンバンジーサラダ、鳥の唐揚げ、ソーセージ、鯛のカルパッチョ、生春巻き、つくね。
他にも焼き鳥、もつの煮込み、刺身、ビールは生ビールが二種類。カクテルや日本酒やワイン、焼酎もあってボリュームも満点! 席は椅子テーブル席の他に、掘り炬燵形式の座敷も。灰皿が置いてあって喫煙席ではあっても、周りの迷惑も考えて煙草を吸おうと思って外に出たら、店員さんが外に灰皿の用意がないからと言って灰皿を持ってきてくれた。(この対応だけでもこの店が気に入ってしまった)
店の外観は若者向けかなとは思ったが、意外にも年齢層の高い人も多く、内部はバーカウンターも備えた落ち着いた作り。こんな店が前橋にあったらなぁと思った。
他にも焼き鳥、もつの煮込み、刺身、ビールは生ビールが二種類。カクテルや日本酒やワイン、焼酎もあってボリュームも満点! 席は椅子テーブル席の他に、掘り炬燵形式の座敷も。灰皿が置いてあって喫煙席ではあっても、周りの迷惑も考えて煙草を吸おうと思って外に出たら、店員さんが外に灰皿の用意がないからと言って灰皿を持ってきてくれた。(この対応だけでもこの店が気に入ってしまった)
店の外観は若者向けかなとは思ったが、意外にも年齢層の高い人も多く、内部はバーカウンターも備えた落ち着いた作り。こんな店が前橋にあったらなぁと思った。
2018年4月16日月曜日
在原業平
日本において、古来美男と言えばこの人か。古今集の『よのなかに たえてさくらのなかりせば はるのこころは のどけからまし』や、百人一首の『ちはやぶる かみよもきかず たつたがわ からくれなゐに みずくくるとは』など、歌人として有名であり、伊勢物語の主人公とも比される色男である・・・・・らしい。
私が高校時代を過ごした滋賀県高島郡マキノ町在原(現 滋賀県高島市)には、晩年の業平が隠棲したという伝説があり、同町には業平の墓も存在する。冬場にあっては通学も不便なほどの山里である。その山里出身の才女は今頃何をしているのだろうか・・・というのは余談ではあるのだが・・・
その在原業平の末裔が、箕輪城主長野業正(業政)・・・これも伝説の域を出ないのだが、滋賀と群馬、何と無くつながるような気がして喜んでいるのは私だけかもしれない。ただし、この長野氏は石上物部説もあり、貫前神社や磯部の物部氏の存在を考えれば、その方がまだ真実味があるのかも知れない。
私が高校時代を過ごした滋賀県高島郡マキノ町在原(現 滋賀県高島市)には、晩年の業平が隠棲したという伝説があり、同町には業平の墓も存在する。冬場にあっては通学も不便なほどの山里である。その山里出身の才女は今頃何をしているのだろうか・・・というのは余談ではあるのだが・・・
その在原業平の末裔が、箕輪城主長野業正(業政)・・・これも伝説の域を出ないのだが、滋賀と群馬、何と無くつながるような気がして喜んでいるのは私だけかもしれない。ただし、この長野氏は石上物部説もあり、貫前神社や磯部の物部氏の存在を考えれば、その方がまだ真実味があるのかも知れない。
2018年4月10日火曜日
白井宿の八重桜
陽ざしが暖かいせいもあって、今日は午前中に映画『ペンタゴンペーパー』を見に出掛け、帰りに一気に白井宿を目指す。
街並みの八重桜が咲き始め、満開の混雑時に比べれば人も少なく、白井宿散策には最高の日和。
きっかけは、藤沢周平の小説『密謀』(上下2巻)。上杉を名乗る前の長尾氏の祖は、相州鎌倉郡長尾ノ荘に居住した平景明に始まる。景明の子景弘がはじめて長尾次郎を名乗った。その後諸国に散った長尾の家系の中に、上野国に土着した白井長尾があり・・・・・
という記述があって、さらに数代を重ねて上杉謙信まで至る。
戦国期の群馬は、武田、上杉、北条、箕輪の長野、戦の絶えない地域であったことをこの白井宿の八重桜を見ながら思うのは粋ではないとは思うのだが。
街並みの八重桜が咲き始め、満開の混雑時に比べれば人も少なく、白井宿散策には最高の日和。
きっかけは、藤沢周平の小説『密謀』(上下2巻)。上杉を名乗る前の長尾氏の祖は、相州鎌倉郡長尾ノ荘に居住した平景明に始まる。景明の子景弘がはじめて長尾次郎を名乗った。その後諸国に散った長尾の家系の中に、上野国に土着した白井長尾があり・・・・・
という記述があって、さらに数代を重ねて上杉謙信まで至る。
戦国期の群馬は、武田、上杉、北条、箕輪の長野、戦の絶えない地域であったことをこの白井宿の八重桜を見ながら思うのは粋ではないとは思うのだが。
2018年3月7日水曜日
世界遺産 富岡製糸場 入口
富岡製糸場入口 |
手前から右に左にと駐車場があって、ほとんどの人がこの道を通って製糸場入口に至る。
神楽坂や渋谷の一角で、千円程度のランチが紹介されているテレビを見ていると、あんな田舎のおきりこみなんてうどんのようなどんぶり一杯が千円もすることにも腹が立つ。 久しぶりに司馬遼太郎の『オランダ紀行』のベイラントの自由という言葉を思い出した。オランダの自由というのはすさまじく、スペインとの戦争であっただろうか、敵に武器を売った商人の自由を裁判所が認めたという話である。人の集まる所に店を出すのは自由だろう。 それが世界遺産だろうが何だろうが、自由は自由である。景観?関係ないよ。まぁ風俗店がないだけ良しとするかってところだろうか。
和菓子
叶匠壽庵 きんつば |
上生菓子は凍っていることを覚悟した方がいい。最近一番感激したのは、伊香保温泉の温泉饅頭、清芳亭の桜餅だろうか。香りが高く上品な仕上がりで、久しぶりにまた食べたいと思わせる買い物だったように思う。
ということで、県外、特に東京に出る時には和菓子をお土産にとねだることも多い。今回はホテルニューオータニに行くというので、叶匠壽庵のきんつばとあも。感想は、いまいち。品が良すぎてその良さがわからないのか、私の舌がもっと下品なものを求めているのか。きんつばもあもも、一体感がないというのか、何というのか。やはり京観世とか両口屋のおちこちに勝るものはそうそうお目にはかかれない・・・と思う。
2018年2月21日水曜日
一之宮貫前神社 群馬・上野国
一之宮貫前神社 |
群馬、上野国の一宮は、当然のように赤城神社と思っていたら、富岡の貫前神社であるという。Wikipediaによれば、赤城神社は元上野国一之宮であり、絹糸の貸し借り(神々の間での話)で上野国一之宮の地位を譲ったらしい。
赤城神社の祭神は大国主命であり、貫前神社の祭神は 経津主命。この二体の主人公(神)は、出雲の国譲りの主人公であり、大国主命は何とも気前がいいというか神(人)がいいというのか、ここでも一之宮という地位を譲っている。
この貫前神社の祭神は経津主命であり、社伝では物部氏の祖神であると言ってはいるが、物部氏の祖神は饒速日命ではないのか・・・・・と疑問が広がっていく。関裕二著『藤原氏の正体』では貫前神社にも触れ、物部系の氏族、磯部氏が祀っていたと伝えている。古事記、日本書紀の世界の話は偽書説もあってなかなか結論を出すのが難しいが、それだけに想像力を掻き立てるものがある。
2018年1月31日水曜日
映画 デトロイト
監督キャスリン・ピグローの、1967年デトロイトで起きた暴動を描いた作品。この監督の作品、ハートロッカーという爆弾処理班を描いたものがちょっといまいちだったことと、前回見た映画が最悪の『関ケ原』で、過度の期待をしないように心がけて出かけたのだが、久々に緊張感と感動の残る作品だった。
アメリカという国はすごいなぁとこういう映画を見ると思う。もちろんスターウォーズとか回数を重ねるたびにつまらなくなる映画なども見たうえでの感想なのだが、流行りのCGを駆使した映画と、このデトロイトのように、社会に問う主題を持つ重厚な映画の存在がアメリカの懐の深さを伺わせるような気がしてならない。次は『ペンタゴン・ペーパーズ』かなぁ。
アメリカという国はすごいなぁとこういう映画を見ると思う。もちろんスターウォーズとか回数を重ねるたびにつまらなくなる映画なども見たうえでの感想なのだが、流行りのCGを駆使した映画と、このデトロイトのように、社会に問う主題を持つ重厚な映画の存在がアメリカの懐の深さを伺わせるような気がしてならない。次は『ペンタゴン・ペーパーズ』かなぁ。
2018年1月24日水曜日
群馬県太田市世良田
世良田東照宮 |
驚いたのは、この女性の義母の葬儀。団地の集会所でささやかに営まれた葬儀でありながら、筆頭に飾られた花輪の名義は、『〇〇徳川家〇〇代 徳川○○』 。なんでもこの女性のご主人の祖父か曾祖父が、日本のスポーツ振興に尽力したとかで、百科事典にも載っていた人らしい。さらに、この女性の旧姓も剣豪として有名な姓であり、遠くその剣豪との繋がりがあるということで、家系という異次元の、人を計る物差しの存在を身近に感じたような気がしたことを思い出した。
さて、埼玉と群馬を繋ぐ上武国道。群馬から埼玉へ向かう途中の太田市のはずれに、世良田という地名があり、そこには全国に約130社あるという東照宮の一つがあり、徳川という地名もある。徳川家発祥の地だそうである。家康の数代前にこの地を離れた遊行僧が三河の松平郷へ流れて行き・・・・・ということらしいが、所詮は武家の家系などあてにはならない。征夷大将軍には源氏の家系が必要であるためにであったのか。
そんなことを詮索する前に、隆慶一郎の『影武者徳川家康』を読む。主人公の家康の影武者の名前は、世良田次郎三郎。
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